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2003 Fiscal Year Annual Research Report

道の多元的空間構成に関する研究―陸・海・空を切り口として―

Research Project

Project/Area Number 15530346
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

長田 攻一  早稲田大学, 文学部, 教授 (10120908)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関 三雄  山陽学園短期大学, キャリアデザイン学科, 教授 (50269982)
坂田 正顕  早稲田大学, 文学部, 教授 (00063800)
Keywords道 / 空間 / 四国
Research Abstract

本研究の目的は、現代四国遍路道を素材として12年間継続してきたわれわれの研究を踏まえながら、道の物理学的空間イメージと社会的空間イメージの接合を図るとともに、道空間の多元的構成を明らかにし、その歴史的変容過程をマクロな社会過程の文脈のなかに位置づけることである。
第1年度は、現地調査と読書会によって進めてきた。平成15年7月〜9月にかけての現地調査により、四国全体の中で陸、海、空からのアクセスの集中している地域と、アクセスが希薄な地域を研究対象地域候補として選定し、その地域の歴史や地理に関する情報を収集してきた。それらの地域について、道路、鉄道、河川など、域内交通の重層性と域外への交通手段の多元性に注目しつつ地域の空間構成デザインと、その歴史的変容の要因を探るための調査を行ってきた。その比較を通じて、現代地域社会の道の空間構成上の特質、両者の相互の規定性、連動性についての知見を得たいと考えている。平成16年3月には、再度、最終的対象地域を決定するため、道路管理行政以外に、港湾管理、空港管理、鉄道路線管理についての聞き取り調査を集中的に行う予定である。
他方で、分析枠組みの整理に関して、文献収集と毎月の読書会により、道空間に関する地理学的研究、民俗学的研究、などとともに、ポスト・モダンの空間論、観光人類学などの現代社会の空間の変容についての研究を参照しつつ、文献研究による研究調査枠組みの整理を進めるほか、文献資料データ・ベースを作る作業を進めている。
最終年度に当たる同年4月から9月にかけて、対象地域の歴史・文化的および将来構想的時間的パースペクティヴの広がりのなかで、域内および域外につながる道空間の多元的意味構成の具体的分析を、メンバーで分担しつつ集中的に行う予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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