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2005 Fiscal Year Annual Research Report

逸脱行動が生起するプロセスと矯正方法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15530398
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

上市 秀雄  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (20334534)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楠見 孝  京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70195444)
Keywordsストレス / 時系列変化 / ストレス対処 / コミュニケーション / 後悔 / 集団生活 / Five Factor Model / 情動
Research Abstract

長期間、他人と集団生活をすることは大きなストレスである。人は他人と長期間一緒にいるだけでストレスを感じる。ほかにも集団生活においては、孤独感、プライバシーの欠如などのストレスも感じる(Kahn & Leon,2000)。それらストレスが原因で人間関係のトラブルも生じる場合もある。本研究では、長期間閉鎖された環境における集団生活を円滑にするための要因、つまりパーソナリティ(Five Factor Model)、ストレス、コミュニケーション、情動(織田・高野,1996)、後悔(上市・楠見,2004)、パフォーマンス、行動(ストレス対処行動、不適切な行動など)などの各要因、およびそれら要因間の全体の関連性の時系列的変化を明らかにした。
方法
1ヶ月間のボート合宿を行うT大学の大学生(男15名、女2名)を対象に、質問紙調査を行った。測定は、2005年7月19日〜8月12日の間においてほぼ毎日、朝トレーニングが行われた日の朝食後に行った。
結果
パーソナリティの外向性が高い人ほど、ストレスをあまり感じないこと、また感じたストレスに対して適切に対処できることがわかった。また、パーソナリティの調和性と誠実性が高い人ほど、時間経過とともに、ストレスや緊張覚醒+が減少することがわかった。また調和性と誠実性は、自己管理能力に影響を与えていることもわかった。
本研究の結果より、パーソナリティの外向性、調和性、誠実性などが高い人は、長期間の集団生活におけるストレスにうまく対処でき、不適切な行動(他人に八つ当たりする、合宿を放棄するなど)の行動をとらないことがわかった。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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