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2005 Fiscal Year Annual Research Report

インターネット社会におけるスキャンダル-メディアと共鳴する対人コミュニケーション

Research Project

Project/Area Number 15530404
Research InstitutionSeijo University

Principal Investigator

川上 善郎  成城大学, 文芸学部, 教授 (00146268)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 一彦  成城大学, 文芸学部, 教授 (10184417)
大石 千歳  東京女子体育短期大学, 専任講師 (40352728)
Keywordsスキャンダル / 社会的規範 / パーソナル・コミュニケーション / メディア / ワイドショー / インターネット / 社会心理学
Research Abstract

研究目的:明治期の新聞が「スキャンダル」を売り物にし「第4の権力」としてのメディアになったのは周知の事実である。インターネットの時代になりスキャンダルを伝えるメディアの状況は大きく変化している。しかし、メディアが伝えるスキャンダルは、メディア視聴者のパーソナルコミュニケーションと共鳴作用を起こし、強力な社会的制裁なり、新しい社会規範の形成や既存の規範の強化なりを集合的に実現している事実には変化がないと考えられる。本研究は、新聞・テレビ、インターネットとパーソナルコミュニケーションの3つの局面それぞれで「スキャンダル」がどのように語られているのか。そして、それらがどのように相互作用しているのかを実証的に分析し、現代のスキャンダル発生・展開・終焉の社会心理学的なメカニズムを明らかにすることにある。
今年度の実施状況
A.昨年度収集したワイドショーの事件報道についてグループインタヴュー法の結果のうち、30代の女性のグループについてのみ詳細な談話分析を実施した。スキャンダルの語られ方について、大変興味深い知見が得られており報告書にまとめられた。
B.昨年度に実施された「ワイドショー視聴行動の調査」結果について、多変量解析を使って詳細な分析を行った。結果は、日本社会心理学会大会において発表した。また因果分析を用いて、プチナショナリズムへのワイドショー視聴の影響について分析中である。日本社会心理学会誌に投稿準備中である。
C.初年度に収集したワイドショーについて、詳細な談話分析を実施し、ワイドショー特有の表現形態を抽出し、ワイドショーにおけるスキャンダルのメカニズムを明らかにした。
D.明治期のスキャンダルについての資料収集を引き続いて行い、結果を研究紀要に投稿中である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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