• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2003 Fiscal Year Annual Research Report

心理療法と癒しの文化を巡る臨床心理学の開発的研究

Research Project

Project/Area Number 15530448
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

皆藤 章  京都大学, 教育学研究科, 助教授 (70204310)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金山 由美  京都文教大学, 人間学部, 助教授 (00269739)
大山 泰宏  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 助教授 (00293936)
濱野 清志  京都文教大学, 人間学部, 教授 (10218547)
鶴田 英也  京都大学, 教育学研究科, 助手 (60346096)
鈴木 七美  京都文教大学, 人間学部, 助教授 (80298744)
Keywords沖縄・南西諸島 / フィールドワーク / 癒しの文化 / 臨床心理学 / 心理療法 / シャーマニズム / 御嶽 / 風景構成法
Research Abstract

15年度は主として沖縄・南西諸島におけるフィールド体験及び資料収集を行った。この地域の担当者は,すでに何度か沖縄・南西諸島におけるフィールドワークを体験している濱野清志を中心とし,風景構成法については,皆藤章を中心に作品収集を行った。
具体的には,7月27日から8月2日の7日間,皆藤章と濱野清志を初めとするメンバー6名にて,沖縄諸島各地の宗教性,シャーマニズム,癒しの文化的様相,聖地などを調査した。読谷村においては,民俗学にも造詣の深い知花昌一氏にお願いし,御嶽(ウタキ)やチビチリガマ,シムクガマなどを案内され,読谷村の歴史について貴重な話を伺うことができた。また沖縄在住の女性二人に依頼して風景構成法を描いてもらい,合わせて自分にとっての沖縄について語っていただいた。また,離島の伊江島に渡り,聖地とされている城山(タッチュー)を数時間をかけて登る巡礼体験を行い,また国頭村では沖縄最高峰とされる与那覇岳に登り,ヤンバルの森をくぐって川の源流を辿っていく体験をした。最後に斎場御嶽を訪れた後に,久高島に渡って御嶽を巡った。
この科研の趣旨からしてそうであるが,実際に生身で体験することによってしかリアルに触れられない,その土地の歴史に根ざした宗教性,癒しの文化の様相に今回触れることができたこと,また臨床心理学に関わる我々が,その土地に住む人間に対面で向き合い,語りに耳を傾けることによって生じる出会いと体験を共有できたことは,臨床的にかけがえのない有意義なものになったと思われる。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi