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2005 Fiscal Year Annual Research Report

性格検査における逸脱回答と「どちらでもない」回答はなぜ起きるのか

Research Project

Project/Area Number 15530458
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

鋤柄 増根  名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (80148155)

Keywords性格検査 / 項目反応理論 / person-fit / MMPI / 受検態度 / 性格記述用語
Research Abstract

自己報告式の性格検査において重要な問題の一つは,意図的に回答を歪める受検態度などにる逸脱回答の検出方法の開発である。逸脱回答の検出方法として,項目反応理論に基づくperson-fitの利用可能性を明らかにしてきた。さらに,このperson-fitを利用して,ある特性を健常群はもつが臨床群はもたない,あるいはその逆という可能性を検討し,臨床群と健常群が連続する次元上にあるのかを検討するために,MMPI新日本版に関して臨床群のデータを,病院勤務の臨床心理士の協力のもとで収集した。すでに検討してある健常者に偽装的な回答をさせた結果と,このデータとから,臨床群の検出のためにperson-fitが適用できる可能性を検討し始めたところである。この点は最近のアナログ研究の可能性と限界に知見を与えると考えられる。
「どちらでもない」回答の扱いに関しては,「どちらでもない」回答の生起する理由を,ある性格特性をもっているかどうか(traitedness)という観点から検討するために,ある性格特性が双極性か単極性かを,性格特性の記述用語の反対語調査より明らかにした。双極的な記述用語には「明るい-暗い」「積極的-消極的」などがあり,単極性の記述用語には「優しい」「冷静な」などがあった。性格の5因子説に基づきながら,この性格記述用語を使用した項目を作成している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 性格記述用語の反対語調査による性格次元の双極・単極性の検討2006

    • Author(s)
      鋤柄増根
    • Journal Title

      名古屋市立大学大学院人間文化研究科人間文化研究 4

      Pages: 31-46

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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