2003 Fiscal Year Annual Research Report
我が国における大学院と社会の接続関係に関する実証的研究
Project/Area Number |
15530549
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Research Institution | Reitaku University |
Principal Investigator |
浦田 広朗 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (40201959)
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Keywords | 大学院 / データベース / 入学者数 / 在学者数 / 卒業者数 / 教員数 / 学生生活費 / 接続関係 |
Research Abstract |
今年度は、分析に必要な基礎データを収集し、大きく分けて次の2種類のデータベースとして整備した。 (1)大学院時系列データベースの作成:文部科学省「学校基本調査」等から得られる全国集計データのデータベース化を進めた(1960年以降約40年分)。その内容は、大学院(修士課程・博士課程)の定員・入学者数・在学者数・卒業者数・大学院担当教員数・学生生活費などである。ただし、いずれも設置者別の値を中心にデータベース化したので、性別など更に詳細な値のデータベース化は次年度以降の課題である。大学院と社会の接点である卒業者数データについても、次年度以降、詳細な進路別データを整備する。アメリカ合衆国教育統計センター(National Center for Education Statistics)のホームページ上のIPEDS(The Integrated Postsecondary Education Data System)等から同国大学院の基本データを収集する作業も進行中である。 (2)大学院研究科データベースの作成:大学基準協会『大学一覧』を台帳として、国公私立大学院研究科単位の基本変数(入学定員、在籍学生数、教員数など)のデータベース化を進めた。複数年度についてデータベース化する計画であるが、我が国の大学院改組が継続していることを踏まえ、今年度は、2000〜2002年について整備した。次年度はデータベースの整備をさらに進めると共に、分析枠組の検討を深める計画である。
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