2004 Fiscal Year Annual Research Report
小学校教員養成課程における「ものづくり・工作」教育の理論的枠組みと教材開発
Project/Area Number |
15530569
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
藤澤 英昭 千葉大学, 教育学部, 教授 (90173418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 弘道 千葉大学, 教育学部, 教授 (00108276)
宮崎 甲 千葉大学, 教育学部, 助教授 (60272291)
東崎 健一 千葉大学, 教育学部, 教授 (30102031)
加藤 徹也 千葉大学, 教育学部, 助教授 (00224519)
大河内 信夫 千葉大学, 教育学部, 教授 (40026620)
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Keywords | 小教校教員養成 / ものづくり / 工作教育 / 教材開発 |
Research Abstract |
1 国立大学法人の教員養成課程におけるカリキュラム調査 昨年からひき続き代表者の藤澤英昭と大河内信夫は全国の小学校教員養成課程を持つ各国立大学法人の教育学部などで「ものづくり」がシラバス上でどのような位置づけになっているか調査を続行した。 2 授業実践などにおける展開 「絵本・紙芝居・ペープサート」の実践に関しては主に竹材に馴れるために、ペープサートの芯材を作りながら、竹の加工の基礎的な技術の修得を目指した。 しかし木材や紙材と異なって、小・中・高いずれの図工・美術などの時間でとり上げられたこともなく、未経験の材料として学生の戸惑いは大きい。学生の技能の蓄積に関して、共同研究の教員の方にも「方法論」が蓄積されつつある。 「刃物作り」の実践は現職教員に対して、複合鋼(白紙2号と軟鉄の複合鋼)から、鍛冶の伝統的な仕事の流れで、各自のデザインした「切り出し小刀」を作成した。わが国の伝統的な刃物のつくりを理解するとともに、「鋼」、「刃物のつくり」、「焼き戻し」、「焼きなまし」、「焼入れ」、「研磨」、「温度管理」などを研究した。 「立体造形」の授業実践では、これまでの実践で浮かび上がった今日の学生における注目すべき問題点は、次の2点であると思われる。一つは構造形状およびその強度に対する無関心・無理解であり、もう一つは部材接合法について、その知識の欠如である。次年度は、この問題に特化してその教育成果を検証する。 「遊び道具の科学」ではモーターを使った飛行機作りを導入した。機体の強度を高める工夫や電気回路の設計などで試行錯誤の結果、受講生にとっては得るものが大きかったように思われるが、同時に安全教育に対する配慮などの課題が浮かび上がってきた。
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Research Products
(1 results)