2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15530578
|
Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
野田 敦敬 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30293731)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
布谷 光俊 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50109162)
中野 真志 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90314062)
久野 弘幸 愛知教育大学, 教育学部, 助手 (30325302)
寺尾 愼一 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90117044)
木村 吉彦 上越教育大学, 教育学部, 助教授 (90175307)
|
Keywords | 生活科 / 学力 |
Research Abstract |
1 目的 生活科が全面実施されて12年が経過した今、生活科で育った子供たちに、どのような力が身に付いたかを、次に3点について明らかにしたい。 ○子供たちの中に残っている活動や体験について把握すること。 ○子供たち自身が、生活科の授業を通して、身に付けた力をどのように感じているかを明らかにすること。 ○子供たち自身の生活科に寄せる思いや願いを把握すること。 2 内容 平成15年度に全国8小学校の3年生・6年生、その小学校を卒業した中学校3年生・高等学校3年生世代合計2,544名のデータを収集し簡単な分析を行った。今年度は、年代別分析・地域別分析などを行った。また、日本生活科・総合的学習教育学会第13回全国大会(高知大会)全体会での研究発表及び学会誌「せいかつか&そうごう」第12号に寄稿し、研究を成果を広めた。 3 結果 ○「心に残る生活科の活動」では、4つの世代別にベスト3とワースト3を取ってみた。学習指導要領の改訂や当時の社会の様子に伴い、変化がみられる。例えば、人とのかかわりや幼小連携の必要性から、当初はワーストに入っていた「幼児とのかかわり」が中位に上がったり、上位であった「収穫祭」が、O-157の影響で、上位から姿を消したりしている。 ○生活科に否定的な思いをもつ子の分析を行い、今後の指導の改善に役立てたいと考えたが、顕著な傾向は見出せなかった。 ○全国のデータを各地域のデータを比較検討することによって、その地域のよさや足りない点を明らかにすることができた。
|
Research Products
(3 results)