2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15530592
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田中 正道 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (10144619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LAUER J・J 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教授 (70263639)
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Keywords | 語彙レベル / 語彙テスト / 語彙リスト / 高頻度語彙 / 語彙習得 |
Research Abstract |
1 外国語教育関係者の間で評価の高い英語語彙リスト(JACET基本語4000)を基に、本テストで設定した5段階のレベル(レベルI:1語〜1000語、レベルII:1001語〜2000語、レベルIII:2001語〜3000語、レベルIV:3001語〜4000語、レベルV:4001語〜5000語)に配置するテスト用語彙を各レベル20語づつ、合計100語を選定した。このテストは日本人英語学習者用なので、選定の過程で高等学校用英語検定教科書の巻末の語彙リストも随時参照した。(田中担当) 2 上の作業で選定された合計100語の語義を日本人英語学習者が知っているか否か、また、それぞれの語彙を適切に運用して英文を完成させる能力があるかどうかを検査するテストを約8ヶ月かけて開発した。採点の際に主観が入るのを避けるため多肢選択形式(4選択肢)のテストとした。なお、各レベルの達成度は先行研究等の知見を参考にして80%とした。(田中・ラウア担当) 3 試作したテストを問題冊子に印刷し、その冊子を30余名の英語担当教員に送付し、はぼ全員から意見・コメントを求めた。送付したテストを実施し、その結果を報告いただいたものもある。それらのうちから参考になる意見・コメント・データを基に問題項目の若干の修正・補正を行った。(田中・ラウア担当) 4 完成したテスト問題を多様な学力の6クラス(大学生)で試験的に実施し、その結果をもとに問題項目の難易度の調整を行い更なる補正を行った。(田中・ラウア担当) 5 このテストは多くの英語学習者の自学自習用に開発したもので、最終的にはオンライン配信を予定している。現在、入力データの作動状況を点検中であり平成16年度の早い段階で配信できる体制を整えるつもりでいる。(田中・ラウア・岩崎克己[情報メディア教育研究センター助教授:データ入力の指導]・久保真大郎[広島大学大学院教育学研究科言語文化教育学専攻博士課程前期在籍:データの入力兼務]担当)
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[Publications] 田中 正道: "日本人英語学習者のための語彙レベルテスト"広島外国語教育研究. 6. 1-13 (2003)
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[Publications] Lauer, Joe: "Creating an On-line Writing Course"広島外国語教育研究. 6. 53-69 (2003)
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[Publications] 田中 正道: "日本人英語学習者のための英語基本熟語テストの研究開発"広島外国語教育研究. 7. 1-12 (2004)
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[Publications] Lauer, Joe: "How Computers are Improving English Education in Japan"広島外国語教育研究. 7. 25-38 (2004)