2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15530596
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
糸山 景大 長崎大学, 教育学部, 教授 (60044442)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上薗 恒太郎 長崎大学, 教育学部, 教授 (10161217)
善岡 宏 長崎大学, 教育学部, 教授 (20108278)
後藤 ヨシ子 長崎大学, 教育学部, 教授 (80039510)
古谷 吉男 長崎大学, 教育学部, 教授 (70181469)
藤木 卓 長崎大学, 教育学部, 助教授 (00218992)
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Keywords | 連想法 / 授業研究モデル / 授業学 / 授業評価 / 情意ベクトル / 連想エントロピー / 連想距離 / 連想量 |
Research Abstract |
(1)授業研究モデルの検討と専門領域にかかわる概念の構造化の研究 授業研究モデルの検討については、国際会議の発表(K.Itoyama et al.: The Evaluation for Teaching by Using Association Method -Theory of Class Work Design and Evaluation by Two Methods-,Eista2005,July 2005,in Orlando, Florida, USA)を行った。この論文はEista2005のBest Paperに選ばれ、モデルの妥当性が国際的に認められた。 (2)評価手段である連想の基礎研究 連想諸量(連想エントロピー、連想距離、連想量)と被験者の関係(K.Itoyama et al.:SCI2004,July 2004,in Orlando, Florida, USA)、連想諸量と連想反応時間との関係(K.Itoyama et. al : WMSCI2005, July 2005,in Orlando, Florida, USA)を、国際会議の場で明らかにしてきた。この二つの論文によって、(被験者数×連想反応時間)の値が同じであれば、反応語の散らばり具合(刺激語の連想エントロピー)はほぼ同じ値となることを明らかにした。発表は高く評価されており、「連想」に関する英文の著作はないのかと、海外の多くの研究者から問い合わせがあった。 上薗は、連想反応時間と反応語の出現の割合を綿密に調査し、反応時間の初期には感覚的な反応語が現れやすく、時間が経つにつれ経験的な反応語の出現が増えてくることを明らかにした(上薗:長崎大学教育学部紀要(教育科学)、2005年6月)。この結果から、連想の調査時間は45秒〜50秒が適当であることを結論付けた。 (3)授業臨床論に関する情意面の評価の研究 学習に対する情意面の評価の研究については、糸山は「生活科」の授業について、情意面の評価を行っており、知識・概念の獲得に、活動場面が大きな影響を与えるかを明らかにした(糸山他:長崎大学教育学部紀要(教育科学)、2004年3月)。
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Research Products
(6 results)