2004 Fiscal Year Annual Research Report
学校と博物館の連携による国際理解総合学習教材の開発と実践に関する研究
Project/Area Number |
15530602
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
森茂 岳雄 中央大学, 文学部, 教授 (30201817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小笠原 喜康 日本大学, 文理学部, 教授 (20194417)
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Keywords | 博学連携 / アウトリーチ教材 / スーツケース教材 / 国際理解教育 / 総合学習 / 教材開発 |
Research Abstract |
本研究は、博物館と学校が連携して国際理解教育のための学習用アウトリーチ教材の開発を行い、その現場利用の可能性と効果を明らかにすることを目的としている。 本年度は第二年目(最終年度)として次の研究活動を行い、以下の成果をあげた。 1.前年度に研究代表者及び研究分担者が神奈川県国際交流協会と共同で、神奈川県立地球市民かながわプラザの国際展示場と連携して開発し、現在一般貸し出しが行われている「食」をテーマにした国際理解のためのスーツケース教材(カレーキット)(http://www.k-i-a.or.jp/currykit/)を活用して学校で授業づくりと実践を行い、その教材の現場利用の可能性や効果、問題点等を明らかにした。 2.本年度新たに、研究代表者が代表を務める多文化社会米国理解教育研究会と共同で、国立民族学博物館との連携を視野に入れた多文化社会米国理解のためのアウトリーチ教材(マルカル・トランク)の開発とそれを活用した授業づくりと実践を行い、その教材の現場利用の可能性や効果、問題点等を明らかにした。この教材についてもホームページを開設して、広く利用サービスを開始した。(http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~morimo/mulcul/) 以上の国際理解を目的とした総合学習教材(アウトリーチ教材)の開発と実践の検討を通して、博学連携の意義や可能性について具体的な知見を得るとともに、以上の研究の成果を報告書(冊子体)にまとめた。
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Research Products
(7 results)