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2004 Fiscal Year Annual Research Report

イメージ衛星リモートセンシング撮像データに基づく太陽風・磁気圏相互作用の研究

Research Project

Project/Area Number 15540427
Research InstitutionThe University of Electro-Communications

Principal Investigator

田口 聡  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (80251718)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 細川 敬祐  電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (80361830)
Keywordsリモートセンシング衛星観測 / 磁気圏 / 太陽風 / カスプ / マグネトシース / 中性粒子 / リコネクション
Research Abstract

磁気圏・電離圏における重要な領域であるカスプ領域は,イメージ衛星の低エネルギー中性粒子撮像観測器(LENA)によってリモートセンシングが可能である.本年度は,カスプ領域のプラズマダイナミクスの特性を明らかにするため,LENAのデータの統計解析を進めるとともに,他の種々観測手段との同時観測イベントの詳細な解析を行った.その結果として,まず統計解析から,カスプのリモートセンシングが可能となる太陽風条件は13ナノパスカル以上であるという結果を得た.このような動圧が比較的高い状況では電離圏カスプに光るプロトンオーロラの同定が容易である.このオーロラ現象との同時観測イベントにおいて,LENAのエミッション分布の動きがオーロラの動きと高い相関をもつことを見出した.また,この相関が一時的に低くなるのは,太陽風の衝撃波が磁気圏に衝突した直後,すなわち地磁気に見られるSCの直後であり,その状況の理解にはカスプの低緯度側のマグネトポーズに起因する別の要因を考える必要があることもわかった.これにより来年度に向けた研究の発展のための重要な視点を得た.さらに,地上のスーパーダーンレーダーによる同時観測からは,カスプの極側のマグネットポーズで生じているリコネクションによるプラズマフローもLENAによってモニター可能であることを明らかにした.さらに,この妥当性について,3次元MHDシミュレーションコードを開発している研究者から受けたシミュレーションデータをもとに中性粒子のフラックスを計算することにより定量的に確認した.これらの結果に加えて,マグネトポーズの様々な場所で発生し移動していくフラックス・トランスファー・イベントがLENAで観測できる可能性があることなども明らかになった.

  • Research Products

    (2 results)

All 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Simultaneous observations of the cusp with IMAGE Low Energy Neutral Atom imager and SuperDARN radar2004

    • Author(s)
      S.Taguchi他
    • Journal Title

      Advances in Polar Upper Atmospheric Research 18

      Pages: 53-64

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Response of the neutral atom emissions in the low- and high-latitude magnetosheath direction to the magnetopause motion under extreme solar wind conditions2004

    • Author(s)
      S.Taguchi他
    • Journal Title

      Journal of Geophysical Research Vol.109(A4)

      Pages: A04208, 10.1029/2003JA010147

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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