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2005 Fiscal Year Annual Research Report

メルカプト基の酸化を伴う層状複水酸化物へのインターカレーション

Research Project

Project/Area Number 15550176
Research InstitutionKobe Pharmaceutical University

Principal Investigator

中山 尋量  神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (40189080)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 津波古 充朝  神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (60068335)
江口 太郎  大阪大学, 総合学術博物館, 教授 (50107083)
Keywordsハイドロタルサイト / メルカプト基
Research Abstract

三年計画の最終年度の今年は、得られたメルカプトカルボン酸インターカレーション化合物の応用の可能性のひとつとして重金属イオンの吸着特性について検討を行った。メルカプトコハク酸をインターカレートしたMg-Al系層状複水酸化物を吸着剤として、様々な金属イオン(Hg^<2+>,Ag^+,Cu^<2+>,Pb^<2+>,Cd^<2+>など)の吸着特性を調べ、金属イオン吸着の選択性について検討した。
LDH層間のジスルフィド結合は,Hg^<2+>とAg^+に対して選択的な吸着を示し、その特性は層間のジスルフィド化合物により、大きく変化した。特に、Hg^<2+>に対して高い吸着能を示し、1時間以内にほぼ定量的に吸着できることがわかった。また、Ag^+に対して多少時間がかかるが、Hg^<2+>と同等の吸着能を示すことがわかった。その吸着サイトは、-S-S-で、金属イオンと1:1の結合をしている。このことは、固体^<13>C NMRスペクトルおよびラマンスペクトルからも確認できた。
また、各種メルカプトカルボン酸についてその吸着能を比較すると、必ずしもS-S-サイトの数に比例せず、このような変化が、LDH層間のジスルフィド結合周囲の空隙の分布度合いによると考えられ、LDH層間が選択的反応場として利用できる可能性を示唆している。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Adsorption of Gaseous Formaldehyde and Carboxylic Acids by Ammonium-exchanged α-Zirconium Phosphate2005

    • Author(s)
      Hirokazu Nakayama
    • Journal Title

      J.Colloid Inerface Sci 281・1

      Pages: 57-63

  • [Journal Article] Adsorption of Gaseous Thiols and Sulfides by Ag^+ ion-exchanged Aluminium Dihydrogen Triphosphate2005

    • Author(s)
      Hirokazu Nakayama
    • Journal Title

      Langmuir 21・16

      Pages: 7238-7242

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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