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2004 Fiscal Year Annual Research Report

なじみ機構を有するハンドの開発

Research Project

Project/Area Number 15560223
Research InstitutionTOKAI UNIVERSITY

Principal Investigator

小金澤 鋼一  東海大学, 工学部, 教授 (10178246)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 佳男  東海大学, 工学部, 教授 (20272114)
Keywords人工の指 / 遊星ギア / 4リンク機構 / ピンチング / グリッピング
Research Abstract

本研究で開発している人工の指じゃ遊星歯車機構と二重複合4リンク機構からなり,基本動作は一基のモータで駆動される.この人工指の特徴は把持物の形状に自動的になじんで,各関節の角度が決定されるところにある.
(1)たった一基のモータで,把持物の形状に自動的になじむグリッピング動作が基本的に可能である.
(2)この把持動作は,基本的に圧覚センサー等からの力フィードバックを必要としない.
(3)モータを指後方(手のひら部)に配置できる.
(4)動作の再現性が確実に保障される.
本研究で提案する機構は.従来の方式の欠点を基本的に克服するものであり,多指を有する実用的でかつ巧緻的なハンドリングが可能なハンドの開発を容易にするものである.2002年度に,試作機の製作と平行して2本の指を用いたピンチング動作のシミュレーション解析をおこない,ピンチング物体の平面状での自在な移動と,ピンチング力の制御が可能であることを示した.2003年度においては,人間の指とほぼ同じサイズの実験機を二本設計・製作し,制御回路および制御プログラムを完成させ,形状が不明な対象物のグリッピング動作とピンチング動作の実験を成功させた.2004年度においては2本指でピンチングした対象物の巧緻的なマニピュレーションを実現させた.主な成果は以下の通りである.
(1)ピンチングにおける2本指の協調制御則を確立し,対象物の安定したハンドリングを成功させた.
(2)ピンチングした状態での対象物の平面での移動および回転を成功させた.
今後は現ハードウェアを発展させて回内・回外の自由度を有する指の開発を行い,3指をもつハンドの設計・製作を行って,対象物の空間上でのハンドリングを行っていく予定である.

  • Research Products

    (4 results)

All 2005 2004

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] Hyper Redundant Manipulator using Compound Three-Bar Linkages2005

    • Author(s)
      K.Koganezawa
    • Journal Title

      Journal of Mechanical Science Technology 19・1

      Pages: 320-327

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Artificial Finger with Shape-fitting Mechanism2004

    • Author(s)
      K.Koganezawa
    • Journal Title

      Proceedings of the International Conference on Intelligent Manipulation and Grasping

      Pages: 103-109

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 非線形弾性システムを有するアクチュエータを用いた腱駆動多自由度関節の機械式剛性制御2004

    • Author(s)
      小金澤鋼一, 清水祐貴
    • Journal Title

      日本ロボット学会誌 22・8

      Pages: 91-97

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Actuator with Non Linear Elastic System(ANLES) For Controlling Joint Stiffness on Antaonistic Driving2004

    • Author(s)
      K.Koganezawa, Y.Shimizu, H.Inomata, T.Nakazawa
    • Journal Title

      Proceedings of IEEE International Conference on Robotics and Biomimetics 2004

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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