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2003 Fiscal Year Annual Research Report

nsオーダーでの部分放電電流計測による電気絶縁材料の長期信頼性評価

Research Project

Project/Area Number 15560258
Research InstitutionShizuoka Institute of Science and Technology

Principal Investigator

石田 隆弘  静岡理工科大学, 理工学部, 講師 (00247579)

Keywords絶縁材料 / 部分放電 / 電流波形 / 内部放電 / nsオーダー
Research Abstract

本研究では、絶縁材料表面の劣化状況の違いによる部分放電電流波形を調べ、絶縁体表面の劣化状況と部分放電電流波形の相関を明らかにすることを目的とし、nsオーダーでの部分放電電流波形測定システムの設計・製作・評価を行った。
1.部分放電電流波形測定システムの設計・製作
交流電圧印加時に連続して発生する部分放電電流波形をnsオーダーで測定するために、申請したデジタルオシロスコープを用いた測定システムの設計および製作を行った。本測定システムでは、絶縁材料内部で発生した部分放電電流波形を効率的に解析するために、測定波形数および測定データ精度を変化することが出来るようにした。
本装置は、本研究室に現有の表面電位分布測定装置と組み合わせた形で開発を行い、両方式でデータの測定および比較を行うことが可能となるようにした。
2.基礎データの測定
作成した測定システムによる各装置の動作およびnsオーダーでの測定データの信頼性を評価するため、信号発生器により既知の波形の信号を発生させ、基礎データの測定を行った。これにより、nsオーダーでの部分放電電流波形測定のために必要なデータ数や波形数の割り出しを行った。
次に、実際に絶縁材料で発生した部分放電電流波形を測定し、基礎データの収集を行った。
3.測定システムの性能評価
nsオーダーで測定した基礎データをもとに、作成した測定装置の性能評価を行い、測定システムを完成させた。この結果、連続して発生するnsオーダーでの部分放電電流波形に対して、電圧印加時間に対する有為差が認められた。現在この現象に関して追加実験を行い、詳細をさらに調査中である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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