2005 Fiscal Year Annual Research Report
環境負荷の低減を目的とした交通と土地利用の関連性に関する研究
Project/Area Number |
15560455
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
森本 章倫 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (30239686)
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Keywords | 環境負荷推計 / 土地利用と交通 / コンパクトシティ / 交通流シミュレーション |
Research Abstract |
本年度は研究期間の最終年度としてこれまでの研究成果を取りまとめるともに、国内外における関連研究の体系化を行なった。平成15年度はマクロレベルでの土地利用と交通の整合性について、平成16年度は敷地レベルでの土地利用と交通の関係について研究を行なった。それらの知見を通して、環境負荷の低減の視点から都市内の土地利用と交通はどのようなバランスを図ればよいかについて体系的な整理をした。 具体的には以下の3点について検討した。 (1)マクロレベルでの土地利用と交通の関連性研究を取りまとめた。 都市圏レベルで土地利用と交通の相互関係を検討する。Newmanらをはじめとする先進諸国の都市比較に対して、日本の都市の現状を明らかにし、わが国の都市構造について知見を得た。 (2)ミクロレベルでの土地利用と交通の関連性研究を取りまとめた。 交通流シミュレーションによる交通アセスメントに関する研究をとりまとめ、敷地単位や地区単位での交通と土地利用の整合性についてその方向性を検討した。 (3)コンパクトシティをはじめとした持続可能な都市モデルについて整理 近年、欧州を中心にコンパクトシティに関する研究が進み、わが国においても青森市や金沢市など都市構造のモデルする事例が増えている。また、LRT導入に伴って公共交通指向型開発も議論されるようになってきた。土地利用と交通のバランスを考えた際に、どのような都市モデルが理想的であるかについて検討した。
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Research Products
(3 results)