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2005 Fiscal Year Annual Research Report

市街地の雨水排除における流出解析技術の近代化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15560469
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

藤田 昌一  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30359707)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小松 俊哉  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (10234874)
姫野 修司  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (60334695)
KeywordsCSOの常時連続観測 / 年間越流量 / 年間汚濁負荷量 / 消雪パイプ / MOUSE(流出解析モデル) / 流出率 / キャリブレーション / 貯留施設
Research Abstract

(1)昨年度、確立した流量計と雨量計、オートサンプラーを用いたCSOの常時連続観測およびモニタリングを継続して20ヶ月間行った。観測結果より、これまで444回越流が発生しており、1日に約1回越流していることが分かった。また、年間およそ50,000m3越流しており、年間汚濁負荷量についてはSSが60t、BODが40t、河川へ放流されていることも分かった。
(2)流入量が0.4m3/sを超えると越流することも観測結果より分かっており、冬季期間においては、すべての消雪パイプが散水した場合、流入量が0.9m3/sとなり、雨水以外の流入でも越流することが分かった。
(3)長岡市の合流区域(研究対象区域)における、管渠ネットワークデータ、流域データをMOUSE(流出解析モデル)へ入力し、現況施設のモデル化に成功した。また、雨水流出現象を把握するために降雨強度の違う降雨条件下での流量の波形やピーク流量などのキャリブレーションに成功した。
(4)これまで把握されていなかった流出率を解明するべく、現地調査(CSO吐き口調査、雨水のみの吐き口調査、排水面積調査)を行い、現地調査のデータを用いてMOUSEでシミュレーションした結果、流出率を60%と解明することに成功した。
(5)年間の汚濁負荷量を解析するために、地表面流出、管内における堆積、移流、拡散における各パラメータを変動させて多数の降雨にてキャリブレーションを行い汚濁負荷量の算出に成功した。
(6)合流改善対策案の1つである貯留施設を採用した場合、どのような効果を発揮するかMOUSEで検証したところ、越流回数を半減させるためには500m3規模の貯留施設が必要であり、汚濁負荷量を半減させるためには6,000m3規模の貯留施設が必要であることがシミュレーションの結果から判明した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 流出解析モデルの現況施設での適用における課題と対応策2005

    • Author(s)
      大羽澤 圭佑
    • Journal Title

      第42回下水道研究発表会

      Pages: 333-335

  • [Journal Article] 長岡市の合流式下水道越流水の水質挙動解析と越流負荷削減対策2005

    • Author(s)
      大羽澤 圭佑
    • Journal Title

      第42回環境工学研究フォーラム

      Pages: 129-136

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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