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2004 Fiscal Year Annual Research Report

建築物の長寿命化の諸要素の相互関連について

Research Project

Project/Area Number 15560524
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

小西 敏正  宇都宮大学, 工学部, 教授 (10016834)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 成春  宇都宮大学, 工学部, 助教授 (50282380)
Keywords長寿命 / 省エネ / 省資源 / 環境問題 / ライフサイクル / 建築部位 / 評価マトリックス
Research Abstract

大量の資源、エネルギーを使用する建築分野では、地球環境を考えた資源循環、省エネルギー、廃棄物制御などの研究がなされている。建築物、あるいは使用建築材料に対するライフサイクル評価についての研究もその一分野である。しかしライフサイクルの図式には、建築物の使用に供される時間や維持管理や補修・改修による存続期間の延長など加味されることが少ない。一方で建築物の環境に対する影響を考える上では、建築物を長期にわたって使用することで省エネ、省資源を図れるが、そのためには供用時の環境負荷を減じることが一つの大きな条件になり、この研究においては、長寿命に対する性能及び要因を体系的に整理し、さらに、長寿命化に対する影響度(長寿命化に対する影響の度合い)、復元容易性(長寿命化の際に行われる修繕・増改築時の復元容易の度合い)、時間性(各評価項目の保持期間(寿命)を示す)等を指標とした階層分析を行い、提案したマトリックスによる評価を行う。
マトリックスの横軸は製造、建設、供用、維持・保全、解体とし、縦軸の大分類を耐久性、機能性、快適性、安全性とし、さらにその軸を細分化してつくったマトリックスの各セルを上記の3つの評価指標により評価点数を付けて評価した。また、マトリックス共通評価項目として建物部位による分類を加えた。
マトリックスの提案により長寿命化に関わる性能及び要因を体系的に整理できた。さらに影響度、復元容易性、時間性の3指標に対するレベル分けの結果と考察により、マトリックスを用いて長寿命化における建築物構成要素、性能、時問との関係が把握できた。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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