2003 Fiscal Year Annual Research Report
次世代のコミュニケーションスペース構築に向けた若年層の交流滞留に関する基礎的研究
Project/Area Number |
15560538
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
坂井 猛 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (30253496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 牧人 九州大学, 大学院・農学研究院, 助手 (60325496)
大枝 良直 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (10253501)
小篠 隆生 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00250473)
鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助手 (20264096)
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Keywords | コミュニケーション / 交流 / 滞留 / 広場 / 空間構成 / 時刻レイヤー法 |
Research Abstract |
若年層を取り巻く交流環境を把握するという観点から、多くの若者が集う駅前の屋外広場、商業施設の屋外広場、商業施設の屋内広場、大学キャンパスなどの広場を選定し、調査を行った。選定にあたっては、若年層がよく利用する場所に関する学生への事前ヒアリングを行った。 対象地において滞留している人に関する現地調査(滞留観察、複数箇所からのビデオ撮影)を行い、サンプルを収集した。具体的には、12:00〜13:00及び16:00〜17:00の各1時間を設定し、滞留している人及び複数人のグループを1単位として、図面上に位置とサンプルの属性、人数、姿勢、行為について調査用パソコンを用いて記入し、同時に調査対象地全体を見渡せる位置2ヶ所からビデオ撮影を行った。次に、記録したビデオ画像を研究室に持ち帰ってモニターで確認し、得られたサンプル・データから、歩行者と滞留者に関する情報を1分間隔のレイヤーシートを用意して記録した。さらに、滞留者については、属性やその姿勢、行為等を記録し、滞留と歩行者の関係、滞留と空間構成の関係について考察した。こうした調査から、滞留者のサンプルとして、約2,705人を抽出した。これをグループ別、個別サンプルデータに分けて集計し、さらにCADデータ上において、各調査地における1時間の調査につき、1分間隔の時刻別のレイヤーシート61枚を作成し、1分毎に滞留者の位置及び歩行者の位置と方向をプロットした。また、各レイヤーシートにおける滞留者及び歩行者の人数を集計した。
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