2005 Fiscal Year Annual Research Report
次世代のコミュニケーションスペース構築に向けた若年層の交流滞留に関する基礎的研究
Project/Area Number |
15560538
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
坂井 猛 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (30253496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小篠 隆生 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00250473)
大枝 良直 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (10253501)
森 牧人 九州大学, 大学院・農学研究院, 助手 (60325496)
鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助手 (20264096)
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Keywords | コミュニケーション / 交流 / 滞留 / 時刻レイヤー / 喫煙 / 着座 / 空間構成 / 広場 |
Research Abstract |
本研究は、広場などのオープンスペースを対象として、若年層を主として行われるコミュニケーションと、その現象としての滞留行為との関係を明らかにすることを目的としている。商業施設に付属するオープンスペースやアトリウム空間、駅前広場、大学キャンパスといった若年層が主として集まる都市内の広場における滞留者に着目し、滞留行為を空間的指標、時間的指標によって数量的に把握し、滞留者と空間構成の関係を明らかにする。こうして得られた知見から、コミュニケーションの舞台としてのオープンスペースの構成手法の開発を目指す。 現地調査で得られたデータから、(1)滞留者(調査対象地における滞留者サンプル全平均滞留時間、グループ人数との関係、姿勢、屋外と屋内、気温差における滞留の傾向)、(2)歩行者密度(歩行者密度(単位面積・単位時間あたりの歩行者数、人/m^2・分)と滞留グループ人数、滞留時間、行為と歩行者密度との関係)、(3)滞留と空間構成(滞留の発生場所それぞれの空間タイプと滞留形態の関係)等に関して得られた知見をもとに、実際に対象地で滞留している人々へのアンケート、ヒアリングを実施し、得られた知見について検証、考察を加えた。滞留行為の一つである喫煙と喫煙が行われる空間の構成に着目した調査を実施するとともに、得られた知見から、大学キャンパスにおけるオープンスペースの計画を事例とする提案を行った。
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Research Products
(1 results)