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2005 Fiscal Year Annual Research Report

腫瘍形成、分裂細胞における植物ホルモンの動態

Research Project

Project/Area Number 15570043
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

庄野 邦彦  日本女子大学, 理学部, 教授 (60050457)

Keywordsオーキシン / ジベレリン / DR5-GUS / 根粒 / 植物腫瘍 / ミヤコグサ / コスレタス
Research Abstract

今まで、根粒、遺伝的腫瘍、クラウンゴールなど植物瘤状構造の形成と植物ホルモンとの関係の解析は、主として生物検定や機器分析によって行われてきた。しかし、これらの方法では分析に必要な試料採取の困難さから、瘤状構造形成時における植物ホルモンの変動の時間的経過や空間的分布の変化の解析は、かなり大雑把なものとなっていることは否めない。本研究では、従来の分析方法に加えて、植物ホルモンに応答するプロモーターにGUSレポーター遺伝子をつないだコンストラクト(DR5-GUS)を用いることによって、瘤状構造形成時における植物ホルモンの量的変化および分布について詳細な解析を行なうことを目的とした。
本年度は下記のような実験系において、DR5-GUS形質転換植物の作成、GUSレポーター解析を目指した実験系における植物ホルモン作用の解析を行なった。
1.コスレタスの種子を無菌的に培地に播種すると、地上部と根の中間部に自然に腫瘍が形成されることを見出し、その誘因を明らかにした。また、シロイヌナズナDR5-GUS形質転換植物が芽生えが、GUS染色により同様の部分が強く青色に染まることから、オーキシンが蓄積していることが考えられる。そこで、コスレタスにおいても同様な可能性を考え、DR5-GUS形質転換コスレタスを作成した。
2.ミヤコグサの根粒形成初期にオーキシン量が増大し、後期に入ると減少することを機器分析により確認した。そこで、根粒形成初期におけるオーキシンの詳細な解析を行なうためにDR5-GUS形質転換植物を作成し、種子を得ることができた。
3.ミヤコグサの根粒形成初期にジベレリン量が上昇することを見出した。また、ジベレリン生合成阻害剤により根粒形成が阻害され、その阻害はジベレリンによって回復することを見出した。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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