• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

海産生物由来ホスホリパーゼA2の基質特異性発現機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15580175
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

岸村 栄毅  北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 助教授 (50204855)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾島 孝男  北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 教授 (30160865)
Keywords海産無脊椎動物 / 棘皮動物 / イトマキヒトデ / ヤツデヒトデ / ホスホリパゼA2 / 変異体 / 基質特異性 / pancreatic ループ
Research Abstract

1.ヤツデヒトデ幽門盲のう由来PLA2の部分精製とその基質特異性
ヤツデヒトデ幽門盲のうからPLA2を部分精製しその基質特異性を測定した。その結果、イトマキヒトデ幽門盲のう由来PLA2の基質特異性と同様であった。このことから、イトマキヒトデ幽門盲のう由来PLA2の基質特異性はヒトデ類に共通の性質ではないかと推察された。
2.イトマキヒトデPLA2のT57K変異体の作製とその酵素化学的特性の解明
イトマキヒトデPLA2の「pancreatic loop」部位付近に存在するN-末端から57番目のトレオニン残基をリジン残基に置換した変異体(T57K変異体)を作製した。精製されたT57K変異体は最適pH、最適温度、Ca^<2+>濃度依存性、デオキシコール酸濃度依存性、各種仁価金属イオンの影響においてイトマキヒトデPLA2と類似していた。しかしながら、T57K変異体の比活性はイトマキヒトデPLA2の比活性の1/8と低く、また、ホスファチジルコリンに対する比活性とホスファチジルエタノールアミンに対する比活性の比は170倍であり、イトマキヒトデPLA2の2,700倍と比較して低く、ブタ膵臓PLA2に近い値となった。これらのことから、「pancreatic loop」部位付近の立体構造および電荷がPLA2の比活性および基質極性基特異性に影響を及ぼすことが推察された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Properties of phospholipase A2 from the pyloric ceca of the starfish Coscinasterias acutispina and Plazaster borealis.2005

    • Author(s)
      Hideki Kishimura
    • Journal Title

      Food Chemistry 92・3

      Pages: 407-411

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi