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2004 Fiscal Year Annual Research Report

農学思想の歴史的展開過程と今後の方向に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15580194
Research InstitutionFukui Prefectural University

Principal Investigator

祖田 修  福井県立大学, 学長 (40081111)

Keywords農学思想 / 思想史 / 農業技術 / テーア農学 / 保護主義
Research Abstract

16年度は、まずイギリス農学思想の展開過程に関する調査研究を継続した。昨年度のイギリスでの現地調査を補強するものとして、農業政策研究所の図書、東京大学農学部図書、京都大学農学部図書等の検索・参照を行った。そしてイギリス農学の普及・発展としての、ドイツ農学思想の展開を中心に研究を進めた。とりわけテーアに注目し、ドイツ・ツェレにあるテーア文庫の文献を渉猟し、多くの知見を得た。
テーアはイギリスの農業・農学、アダムスミスの経済学、さらにドイツ国内の伝統的諸学を吸収しつつ、合理性の概念を中核とする近代農学の体系的展開を行った。とくにテーア文庫の文献によって、テーア農学の全容とその背景、後の評価、テーア以後の農学の展開等について、多くのことを明らかにしえた。またイギリスが自由貿易を目指したのに対し、ドイツではリストなどの登場によって、保護主義的な思想が展開するが、そうした農学・農業をめぐる世界的状況とドイツの位置づけについても、研究を進めた。
今後こうしたヨーロッパの農学展開を基礎に、独自の展開を遂げていくアメリカ、オーストラリア、カナダ等の新大陸型農業国での農学思想について、明らかにしていく。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005 2003

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 福岡減農薬運動の農業・農学史的意義2005

    • Author(s)
      祖田 修(末原達郎共著)
    • Journal Title

      農業経営・農村地域づくりの先駆的実践(農林統計協会)

      Pages: 271-306

  • [Journal Article] 戦後農学の展開-農学の理念を中心に2003

    • Author(s)
      祖田 修
    • Journal Title

      農学・農業教育・農業普及(農林総協会刊)

      Pages: 298-308

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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