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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ほ乳マウスの小腸における実験的異常プリオン(PrPsc)の吸収伝達機序

Research Project

Project/Area Number 15580278
Research InstitutionRAKUNO GAKUEN UNIVERSITY

Principal Investigator

谷山 弘行  酪農学園大学, 獣医学部, 教授 (90133800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 萩原 克郎  酪農学園大学, 獣医学部, 助教授 (50295896)
村松 康和  酪農学園大学, 獣医学部, 助教授 (50254701)
Keywords異常プリオン / BSE / スクレイピー / ほ乳マウス / 消化管 / 経口 / 免疫組織科学
Research Abstract

前年度の研究で,新生子(1日齢)にヒツジスクレイピーの脳乳剤を経口摂取し,1時間後のヒツジ脳組織の消化管内局在と異常プリオンの局在を検索し,1時間後には,ヒツジスクレイピーの脳乳剤を与えた群では脳組織は胃・小腸上位の管内に達しており,抗プリオン抗体に対する陽性所見はヒツジの脳組織内と小腸吸収上皮内に認められた.この結果を受けて,消化管におけるPrPsc発現の局在を免疫組織化学的検索法を用いて吸収上皮からリンパ系組織への伝達の有無とその動きを明らかにする目的でPrPscを給仕し,7日,30日、60日,90日目に殺処分し3ヶ月間の観察を行なった.7日のマウス新生児の十二指腸から結腸までの消化管上皮細胞には抗プリオン抗体に対する陽性所見は認められなかった.また,免膜固有層並びに粘膜下組織および筋層に置いても免疫組織化学的検索では陽性所見は得られなかった.とくに粘膜リンパ装置並びに固有層・筋層における神経節細胞については入念に検索を行なったが,コントロールと比較しても優位な差は認められなかった.以上の結果は,腸上皮細胞から神経組織に伝達する機構が存在しないか,異常プリオンの伝達が経口摂取後3ヵ月以上の期間を要する可能性を示唆していると考えられた.

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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