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2004 Fiscal Year Annual Research Report

Duchenne型心筋症における心筋傷害の程度と臨床像

Research Project

Project/Area Number 15580293
Research InstitutionAzabu University

Principal Investigator

若尾 義人  麻布大学, 獣医学部, 教授 (20063969)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武藤 眞  麻布大学, 獣医学部, 助教授 (90130898)
藤井 洋子  麻布大学, 獣医学部, 助手 (10318884)
武田 伸一  国立精神・神経センター, 部長 (90171644)
KeywordsDuchenne型筋ジストロフィー / 拡張型心筋症 / 犬 / 心電図所見
Research Abstract

これまでDuchenne型心筋症の病態を解明する目的で、Golden Retriever Muscular Dystrophy(GRMD)の遺伝子を移植されたビーグル犬を用いて、主に循環機能に関する経時的な変化を中心に検討を加えてきた。平成16年度では、これまでの経過観察から得られた心電図異常、すなわちII誘導におけるQ波の増高について主に、CARTOシステム(心磁図)を用いて心室内興奮伝搬様式について検討を行った。今回CARTOシステムを用いた検討には正常犬1頭および患犬2頭を使用したが、これらのモデル犬は生後1ヶ月から22ヶ月まで経時的に、心電図および心エコー検査が実施された。その結果、患犬の心電図では生後2ヶ月より、GRMDと同様にQ波の増高が認められたと同時に、Q/R比の増大が観察された。この間の心エコー検査では、患犬2頭共にGRDMに認められるとされている心室筋の高輝度病変は観察されなかった。CARTOシステムによる検討では、アクティベーションマップにおいて患犬2頭共に、左室自由壁の一部に興奮伝搬遅延が認められた。また、プロパゲーションマップに於いても同様な部位の興奮伝搬遅延が観察された。
以上の所見は、これまで2年間の研究成績で得られた心電図上Q波の異常所見との関係を知る上で極めて貴重な成績であり、さらに検討を要するものの、これまで解明されていなかったGRMDにおけるQ波の増高と、何らかの関係を有するものと思われた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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