2005 Fiscal Year Annual Research Report
抗腫瘍活性を有する海洋アルカロイドマダンガミンの全合成研究
Project/Area Number |
15590025
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
山崎 直毅 東京薬科大学, 薬学部, 講師 (30277264)
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Keywords | マダンガミン / 環状N,O-アセタール / 2-アザビシクロノナン / 海洋アルカロイド / 抗腫瘍活性 / 閉環メタセシス |
Research Abstract |
初めに4,4-ビス[(ベンジルオキシ)メチル)]-2-アザビシクロ[3.3.1]ノナン-8-オールよりN-Boc化、酸化、Wittig反応、N-(hex-5-enyl)化により4,4-ビス[{(ベンジルオキシ)メチル}-8-ブト-3-エニリデン-2-[6-フェニルヘキ-5-エノイル]-2-アザビシクロ[3.3.1]ノナンを調製し、第二世代Grubbs触媒により閉環メタセシス(RCM)反応により11員環化を試みたが複雑な混合物を与えるに止まった。そこで4,4-ビス[(ベンジルオキシ)メチル)]-8-オキソ-2-カルボン酸t-ブチルエステルをHorner-Emmons反応Still改良法を適用してZ-選択的メトキシカルボニルメチリデン化し、数工程を経て調製した(8Z)-8-{4,4-ビス(ベンジルオキシ)メチル]-2-アザビシクロ[3.3.1]ノナ-8-イリデン}-オクト-5-エン-1,7-ジオールを四臭化炭素、トリフェニルフォスフィンにより分子内脱水環化反応を種々濃度条件により行ったが11員環化体は得られず(8Z)-4,4-ビス[(ベンジルオキシ)メチル]-8-[3-テトラヒドロ2H-ピラン-2イルプロピ-2-エニリデン]-2-アザビシクロ[3.3.1]ノナンが優先して生成することが判明した。上記の結果より基質の7位水酸基を予め除去したのちに、11員環化反応を行う基本方針が確立された。
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