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2004 Fiscal Year Annual Research Report

非小細胞肺癌のイレッサ(ゲフィニチブ)に対する感受性の予測

Research Project

Project/Area Number 15590149
Research InstitutionJapanese Foundation for Cancer Research

Principal Investigator

西尾 誠人  財団法人癌研究会, 癌研究所, 研究員 (00281593)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 雄一  財団法人癌研究会, 癌研究所・病理部, 部長 (80222975)
佐藤 之俊  財団法人癌研究会, 癌研究所, 研究員 (90321637)
Keywordsゲフィチニブ / 上皮成長因子受容体 / 肺癌
Research Abstract

上皮成長因子受容体のTyrosine kinaseの阻害剤であるゲフィチニブの臨床的な感受性を予測することを目的に術後再発症例でゲフィチニブに対する臨床的な感受性を見ること、さらに、手術標本を用いて,上皮成長因子受容体遺伝子変異の有無を検討した。
方法:当院において手術が施行されたのちに再発した症例において、ゲフィチニブ250mgの内服による化学療法を施行し腫瘍の増大が認められまで治療をおこなった。ゲフィチニブを投与された27例症例を対象とし、手術時に保存された腫瘍組織からDNAを抽出し上皮成長因子受容体遺伝子のExon18,19,21(Tyrosine kinase domain)における遺伝子変異をSSCP法を用いて検索した。27例中13例で遺伝子変異を認め(Exon18;1例,Exon19;8例,Exon21;4例)、13症中10例(77%)がゲフィチニブに対して奏効していた。
2.考察;
上皮成長因子受容体遺伝子の遺伝子変異がゲフィチニブの感受性と強く関与する可能性が確認された。また、これらの遺伝子変異は手術時の標本すでに存在し、また、手術時に存在しない症例ではゲフィチニブに奏功していないことがほとんどであり、発癌時にはこれらの遺伝子変異はすでに存在し、標本の採取の時期にかかわらず、これらの遺伝子変異の有無を検索することが有用であることが示唆された。今後、これらの遺伝子変異の有無による治療法の選別を行なう前向きな試験が必要であると考えられた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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