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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ランゲリン分子による外来微生物等の糖鎖認識とその機構

Research Project

Project/Area Number 15590336
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

高原 和彦  京都大学, 生命科学研究科, 講師 (90301233)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲葉 カヨ  京都大学, 生命科学研究科, 教授 (00115792)
Keywords樹状細胞 / ランゲリン / ランゲルハンス細胞 / C型レクチン / 捕捉活性 / 微生物認識 / 酵母 / グラム陰性菌
Research Abstract

ランゲリンはヒト表皮樹状細胞(DC)であるランゲルハンス細胞(LC)に発現するII型Cタイプレクチンである。先に我々は、そのマウスcDNAを同定し、ランゲリン蛋白質が皮膚LC以外に体表リンパ節、脾臓、肝臓のCD8_<α^<high>>CD11b^<low>DCサブセットにも発現されることを示した。また昨年度、ランゲリンがデキストラン等の取り込みレセプターとして働くことや、C.albicansを結合することを示した。そこで、本年度は更にランゲリンが実際に菌体の細胞内取り込みに働き得るのか、および酵母成分を認識するTLR2との結合の可能性について検討した。
1)COS transfectantに酵母菌体を加え、細胞外の菌体をトリパンブルーquenchingすることで、ランゲリンが細胞内に菌体を取り込むことを確認した。しかしながらSIGNR1、SIGNR3と比較するとランゲリンの菌体の取り込み能は低く、昨年度のタグ架橋による細胞内への抗タグ抗体取り込み能と比較すると相反する結果となった。
2)C.albicansおよびzymosanに対する細胞の初期応答は、よるそれらの細胞壁成分がTLR2によって認識され生じることが知られている。また、我々はマクロファージに発現するCタイプレクチンであるSIGNR1がTLR4と結合しグラム陰性菌に対する細胞応答を促進することを見いだしている。同様にランゲリンがTLR2と結合し酵母成分に対する細胞応答に影響を与える可能性を考え、両者の結合を検討した。その結果、293T細胞を用いた一過的な発現系を用い免疫沈降を行ったところ、両者が結合することが明らかになった。
昨年度の結果と合わせ、ランゲリンは糖タンパク質および酵母などの抗原取り込みレセプターとして働くことが明らかとなり、またTLR2と結合することから酵母に対する細胞応答に影響することが示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Defective development of splenic and epidermal CD4^+ dendritic cells in mice deficient for IFN regulatory factor-22004

    • Author(s)
      Ichikawa, E.
    • Journal Title

      Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A. 101・11

      Pages: 3909-3914

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Initial functional comparison of the mDC-SIGN, SIGNR1, SIGNR3 and Langerin, mouse C-type lectin2004

    • Author(s)
      Takahara, K.
    • Journal Title

      Int.Immunol. 16・6

      Pages: 819-829

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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