2004 Fiscal Year Annual Research Report
動脈血栓形成の引き金となる血小板活性化を制御する新規蛋白質の同定及びその機能解析
Project/Area Number |
15590740
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
堀内 久徳 京都大学, 医学研究科, 助手 (90291426)
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Keywords | 血小板 / GTP結合蛋白 / Munc13-4 / 濃染顆粒 / 凝集反応 / インテグリン / アダプター蛋白質 / 血球貪食症候群 |
Research Abstract |
活性化血小板内で生じる顆粒放出、凝集の分子メカニズムの解明を進めている。細菌毒素streptolysin-Oを用い、形質膜透過型の血小板にし、Ca^<2+>刺激による凝集・顆粒放出解析系を確立した(Methods Enzymol.2005,執筆中)。本年度はインテグリンβ3サブユニットにチロシンリン酸化依存性に結合するアダプター蛋白質ShcAが凝集に必須であることを証明した(BBRC,2004)。低分子量GTP結合蛋白質Rab27の標的蛋白質を血小板細胞質中にMunc13-4を同定し、Rab27-Munc13-4が血小板濃染顆粒放出を制御していることを見出した(JBC,2004)。神経伝達物質放出の必須促進因子として知られるMunc13ファミリーの蛋白がRabの直接制御を受ける初めての例である。Munc13-4の変異で家族性血球貧食症候群が生じるが、本邦の小児科グループとの共同研究でperforinのナンセンス変異より症状が比較的軽いことを見出した(Blood,2005)。
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Research Products
(3 results)