2004 Fiscal Year Annual Research Report
Desert Hedgehog遺伝子変異による神経障害の病態解明
Project/Area Number |
15590900
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
梅原 藤雄 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20271140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楯 玄秀 昭和大学, 医学部, 講師 (10216997)
有村 公良 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (20159510)
納 光弘 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10041435)
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Keywords | Desert hedgehog / 末梢神経 / シュワン細胞 / patched |
Research Abstract |
1.末梢神経におけるDesert hedgehogシグナル伝達経路を明らかにした。 マウス末梢神経におけるDesert hedgehog (Dhh)及びその受容体であるPatched及びPatched 2,Smoothenedの発現を検討した。その結果、出生直後から成熟期まで恒常的にDhh, Patched2,Smoothened mRNAが発現していることを確認した。また、マウス由来培養シュワン細胞においても、Dhh, Patched2の発現を免疫細胞化学、及びRT-PCRで検討し、これらの発現を確認した。 2.末梢神経再生過程におけるDesert hedgehogシグナル伝達経路の役割を明らかにした。 マウス坐骨神経に圧迫損傷を加え、その再生過程におけるDhh, patched 2,Smoothenedの発現を免疫細胞化学及びRT-PCRで検討した。その結果、末梢神経再生過程にDhhシグナル伝達経路が関与していることを示した。さらに、Dhhノックアウトマウスと野生型マウスを用いて、坐骨神経に損傷を加え、その後の変性及び再生過程を比較検討した。 3.Desert hedgehogノックアウトマウスは、加齢に伴い末梢神経障害を発症することを明らかにした。 Dhhノックアウトマウス神経系における加齢の影響を調べるために、生後24ヶ月まで経時的に神経系の病理学的検討を行った。その結果、このマウスはヒトDhh遺伝子変異のモデルになることが確認された。
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Research Products
(12 results)