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2004 Fiscal Year Annual Research Report

アミロイドβセクレターゼの機能制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15590923
Research InstitutionNational Institute of Neuroscience, NCNP

Principal Investigator

荒木 亘  国立精神・神経センター, 疾病研究第6部, 室長 (60311429)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 亀谷 富由樹  東京都精神医学総合研究所, 主任研究員 (70186013)
Keywordsアルツハイマー病 / アミロイドβタンパク / プロテアーゼ
Research Abstract

アミロイドβタンパク(Aβ)の生成に関わるプロテアーゼであるβセクレターゼBACE1の活性制御機構を明らかにするため,BACE1と相互作用するタンパクを同定し,それらがBACE1機能に及ぼす影響を調べた。BACE1の細胞内外の動態についての解析も並行して行った。
まず,昨年度得られたBACE1と相互作用する候補タンパクのうち,BACE1との関連性が最も強く示唆された膜タンパクNogoB(Reticulon4B)に注目し,ヒトNogoBのcDNAをIMAGE cloneより取得し,発現ベクターに組み込んだ。NogoBのC末部に対する特異抗体も作製,精製した。また,NogoBの類縁体Reticulon3(RTN3)とBACE1の関連が報告されたので,ヒトRTN3 cDNAを取得し,RTN3に対する抗体を作製した。
HEK293細胞にBACE1とNogoBを共発現させ,免疫共沈実験を行い,両タンパク間の結合を確認した。BACE1とRTN3の結合も同様に確認した。NogoB,RTN3のAβ生成に及ぼす影響について変異型アミロイド前駆体タンパクを安定発現するHEK293細胞を用いて検討した。その結果,NogoB,RTN3の発現により,Aβ生成が有意に減少することが判明した。
BACE1を安定発現するSH-SY5Y細胞の培養上清中には,細胞外切断により生じる可溶性BACE1に加えて,全長BACE1が存在することを見出した。この全長BACE1は可溶性BACE1と同時に放出されること,可溶性BACE1の生成を阻害すると増加することなどを示した。
以上,新たなBACE1の制御因子を同定し,全長BACE1の細胞外放出という新たな現象を発見することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Analysis of the secretion mechanism of beta-secretases.2004

    • Author(s)
      Maruyama K, Kametani F, Takahashi N, Saito S, Araki W
    • Journal Title

      Neurobiology of Aging 25,S2

      Pages: S531

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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