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2003 Fiscal Year Annual Research Report

ケモカインCCL20とそのレセプターCCR6の細菌感染防御における役割

Research Project

Project/Area Number 15591070
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

松村 治雄  近畿大学, 医学部, 講師 (10229536)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 義江 修  近畿大学, 医学部, 教授 (10166910)
Keywordsケモカイン / ハイブリドーマ / ハムスター / サルモネラ菌 / モノクローナル抗体 / 粘膜免疫 / 経口免疫 / 経口感染
Research Abstract

(A).マウスCCR6に対するモノクローナル抗体の大量精製
既に我々は抗マウスCCR6ハイブリドーマを樹立したが、中和能と特異性はすでに確認した。当初、樹立したハイブリドーマをヌードマウスの腹腔に注射してもモノクローナル抗体を含んだ腹水が得られなかったのでハイブリドーマの培養上清から抗体を精製しなければならず、大量の抗体を得るのが困難であった。しかしその後、腹水から心抗体が得られるようになってきたので、培養上清と腹水の両者から抗体を大量に得ることができ、それらを精製した。
(B).抗CCR6抗体投与マウスにおけるサルモネラ菌感染局所における免疫担当細胞の増減
サルモネラ菌を抗CCR6抗体を投与していないマウスに経口感染させ、免疫組織化学的解析のためにマウスの腸管、各リンパ組織および肝臓などを経時的に採取した。現在解析中である。
(C).抗CCR6抗体の感染防御能に与える効果
抗CCR6抗体投与マウスおよび抗体未投与マウスにサルモネラ菌を経口感染させ、生存曲線に差があるか否かを調べる実験での抗体投与量と投与時期の条件検討を行っている。
(D).抗CCR6抗体の免疫記憶成立に対する効果
抗CCR6抗体投与マウスと抗体非投与マウスに、感染防御免疫能を与える最小量のサルモネラ菌弱毒株を経口投与し、3-4週間後に致死量以下の強毒株を経口感染させ生存曲線を作成し、免疫記憶が阻害されるか否かを明らかにする実験での抗体投与量と投与時期の条件検討を行っている。
マウスへのサルモネラ菌感染実験は当施設のP3実験室で行わなければならないが、一度に飼育できる数には限度がある。現在まで当施設のP3実験室を使用する他の研究グループとの競合により我々の感染実験が遅れ気味である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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