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2004 Fiscal Year Annual Research Report

サブスタンスPのランゲルハンス細胞に及ぼす影響についての検討

Research Project

Project/Area Number 15591202
Research InstitutionKurume University, School of Medicine

Principal Investigator

楠原 正洋  久留米大学, 医学部, 講師 (40195441)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 橋本 隆  久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
安元 慎一郎  久留米大学, 医学部, 助教授 (10220162)
Keywordsランゲルハンス細胞 / 樹状細胞 / サブスタンスP / MHC class II
Research Abstract

BALB/cマウスの大腿骨・頚骨より採取した骨髄細胞を、recombinant mouse GM-CSF単独で6日間培養し骨髄由来の未熟樹状細胞を分化誘導した。この細胞にTNF-αを添加しさらにサブスタンスP(以下SP)を種々の濃度(1x10^<-5>,1x10^<-6>,1x10^<-7>M)で加え24時間後と48時間後に膜表面のCD40、CD80の発現の変化をflow cytometryで観察した。結果24時間後のCD80陽性細胞の割合がSP濃度1x10^<-6>Mと1x10^<-7>M添加群において優位に抑制された。同様にLPSとIFN-γによる刺激では優位な差は認められなかった。培養上清中のIL-12p70、IFN-γ、IL-10、IL-2産生をELISAにて検討したが、有意な差は認めなかった。酵素処理で得られたマウス表皮細胞からsortingで分取した表皮ランゲルハンス細胞について、同様にLPS、IFN-γ、TNF-αによるmaturationへの影響を検討したがいずれも有意な差を認めなかった。一方マウス皮膚のランゲルハンス細胞のmigrationに対するSPの影響を検討するため、マウス皮膚にFITCを塗布し、同時に種々の濃度のSPを皮下注した。24時間後に所属リンパ節に移動してきたFITC陽性のランゲルハンス細胞の数をFCMにて計測したが、SP濃度に関わらず有意な差は認めなかった。OVA感作マウスの脾細胞に対しOVAをpulseした培養樹状細胞とランゲルハンス細胞によるリンパ球刺激試験で、種々のSPを添加してその影響を検討したが有意な差は得られなかった。またSPの遺伝子導入樹状細胞の作成のため、C57BL/6マウスの表皮細胞よりランゲルハンス細胞分離しcell lineの確立を試みているが、現時点で確立には至っていない。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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