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2004 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝性てんかんモデルのNPY受容体遺伝子解析による発作発生機序の分子生物学的解明

Research Project

Project/Area Number 15591218
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

増井 晃  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (80190346)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金井 裕彦  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30293830)
Keywordsてんかん / ニューロペプチドY / サイトセンサー / 海馬 / 受容体 / 遺伝性モデル動物 / 自発性けいれん発作 / 行動観測システム
Research Abstract

実験1:Cytosensorを用いた実験系の確立
Cytosensor Microphysiometerによるin vitro実験系の確立ため、本年度はNGFによって分化を誘導したPC12細胞を培養し、5-HTを用いて5-HT受容体刺激後の細胞反応を測定する予備実験を行った。このシステムは培養組織に薬物を灌流し、イオンチャンネル型受容体を刺激した時のpHの変化量を精密に測定し、拮抗薬の前投与でこれが抑制されることから、標的となる受容体の感受性を測定する実験系である。従って、測定時の緩衝液を最小にした培養液の条件等、実験条件の初期設定が困難であった。次年度はWistarラットとてんかんラットの海馬のスライス培養を行い、そこにNPY受容体作動薬を投与し、pHの変化量をCytosensorで測定する。その後に培養片の受容体蛋白をウエスタンプロット法にて定量する。標的受容体の量と受容体感受性を評価することで、てんかんラット海馬のNPY受容体の動態を明らかにする。
実験2:ラットの深部体温と行動リズムの測定
SDラットを用いて、埋め込み型の体温センサー(SubCue Dataloggers社製、4.2g、2cc(1.5cm x 0.5cm))と運動量測定システムを用いてデータを収集し、それぞれのリズムを求めた。体温測定は5分間隔とした。行動量測定は赤外線温度センサーによる実験動物運動量測定システム(室町機械株式会社)を用い、10分間ごとの運動量を測定した。7日間の測定の後、体温および運動量はデータ解析プログラムであるCompACT AMSで解析した。無処置のラットでは、体温と行動量におけるサーカディアンリズムの相関が確認できた。この実験系を確立することにより、てんかんモデルラットの発作出現パターンを非侵襲的に観測することが可能になり、実験1の結果と併せて最終年度に報告する予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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