2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15591266
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
前田 正幸 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (70219278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐久間 肇 三重大学, 医学部附属病院, 助教授 (60205797)
竹田 寛 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70106988)
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Keywords | 脳虚血 / 高血糖 / フリーラジカル阻害剤 / 拡散MRI |
Research Abstract |
平成17年度研究ではフリーラジカルの抑制に関係すると言われるN-nitro-L-arginine methyl ester(L-NAME)を高血糖下のラットに対して、虚血と同時に投与した場合、再開通前(虚血から30分)に投与した場合、再開通後(虚血から1時間後)に投与した場合の3つのグループと生理食塩水を投与しただけの虚血コントロール群の間で梗塞体積に差が出るかを拡散強調画像(b=1000、3000sec/mm^2)で検討した。今回の検討ではb=3000sec/mm^2という強い拡散強調での画像も検討したが、画質は充分なs/nが得られず、最終的な梗塞の評価にはb=1000sec/mm^2での検討になった。L-NAME投与によって、虚血と同時に投与した群では、それ以外の群よりも梗塞の体積は10-30%程度小さかった。一方、再開通前に投与した群、再開通後の群、およびコントロール群の間には梗塞体積に有意差はなかった。 また、L-NAME投与と出血の関係については、生理食塩水のコントロール群との間で差がなかった。これはtissue plasminogen activatorのような血栓溶解剤と違い、L-NAMEでは出血のリスクが少ないことを示唆している。
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Research Products
(7 results)