2004 Fiscal Year Annual Research Report
MR化学シフト画像とスペクトロスコピーによる生体肝移植ドナー脂肪肝の非侵襲的評価
Project/Area Number |
15591282
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
吉満 研吾 九州大学, 大学病院, 講師 (20274467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 浩 九州大学, 医学研究院, 教授 (90145433)
入江 裕之 九州大学, 大学病院, 助手 (50284493)
田嶋 強 九州大学, 大学病院, 助手 (50346798)
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 学術研究員
浅山 良樹 九州大学, 大学病院, 医員
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Keywords | 脂肪肝 / MR / 化学シフト画像 / MR spectroscopy / 生体肝移植 |
Research Abstract |
使用MR装置は現有のSiemens社製Magnetom Vision 1.5T臨床機。 撮像シークエンス 1)chemical shift image :2DFLASH法TR/TE1 & TE2/FA=100 msec/2.3 & 4.1msec/70° 2)MR spectroscopy : STEAM法(移植予定葉に設定) 評価 1)chemical shift imageから得られた画像の視覚的評価(定性的評価)と、chemical shift index(CSI)による評価(定量的評価)、さらにはMR spectroscopyから得られるspectroscopy indexを、それぞれ術前経皮的肝生検によって得られた組織片の顕微鏡的脂肪肝の程度と相関させた。 結果 1)Chemical shift imaging :全14例で組織学的脂肪浸潤の程度と相関した。また、ダイエット・運動療法を行った4例ではその前後で有意な画像上の改善が見られ、これも組織所見と一致した。 2)MR spectroscopy :本14例においては、その有用性は認めなかった。 小括 これまでの所、chemical shift imagingは非常に有用であるが、一方MR spectroscopyは現在の機種による手法では限界があると思われる。今後症例をさらに重ね、データを解析したい。
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