2003 Fiscal Year Annual Research Report
臨床応用をめざした心停止ドナーからの肝移植の研究;臓器保存法の工夫
Project/Area Number |
15591364
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
内山 正美 東京医科大学, 医学部, 講師 (40276902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱耕 一郎 東京医科大学, 医学部, 助手 (50349495)
松野 直徒 東京医科大学, 医学部, 助教授 (00231598)
長尾 桓 東京医科大学, 医学部, 教授 (90143487)
中村 有紀 東京医科大学, 医学部, 助手 (50349487)
岩本 整 東京医科大学, 医学部, 助手 (00338831)
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Keywords | 肝移植 / 心停止ドナー / 臓器保存法 / 持続灌流保存法 |
Research Abstract |
実験動物をラットに代えて、以下実験を行った。 【実験1】 Wistar系雄性ラット(体重200〜260g)をペントバルビタール(50mg/kg)で麻酔後、以下の群に分けて肝組織を採集し、ATP測定および組織標本を作成した。 1-I Heart-Beating下に肝摘出 1-II 心停止後5分間の温阻血を加えた後に肝摘出 1-III 心停止後10分間の温阻血を加えた後に肝摘出 1-IV 心停止後30分間の温阻血を加えた後に肝摘出 1-V 心停止後60分間の温阻血を加えた後に肝摘出 各郡n=3,心停止前にヘパリン化を行った 現在上記の実験を終了し、結果報告を待っている。 今後これらの結果より、心停止後温阻血時間を設定し、以下の2つの実験を施行する。 【実験2】 ラットを麻酔下に開腹し門脈にカニュレーションした後、心停止,温阻血負荷を加え肝摘出。摘出肝を門脈より灌流し、灌流保存液UW-Gluconate液,門脈灌流圧3cmH_2O,保存時間2時間の条件のもと、以下の群に分けて実験を行う。 2-I 灌流保存液4℃ 2-II 灌流保存液8℃ 2-III 灌流保存液20℃ 2-IV 灌流保存液40℃ 各郡n=5,各群ともに保存液内AST,ALT,LDH,ヒアルロン酸,組織ATPを測定し、組織学的検討を行う。 【実験3】 実験2より得られた指摘温度において以下の郡に分けて実験を行う。 3-I 灌流保存時間6時間 3-II 灌流保存時間12時間 3-III 灌流保存時間24時間 3-IV 灌流保存時間48時間 各郡n=5,各群ともに保存液内AST,ALT,LDH,ヒアルロン酸,組織ATPを測定し、組織学的検討を行う。
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