2004 Fiscal Year Annual Research Report
DNAチップを用いた大腸癌臨床予後予測診断システムの構築
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15591402
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
池田 正孝 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80335356)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関本 貢嗣 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (10273658)
山本 浩文 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30322184)
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| Keywords | 大腸菌 / DNAチップ / 遺伝子発現プロファイル / 予後予測システム |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、DNAチップ技術を応用し大腸癌に対して、これまでの病理組織診断ではできなかった臨床予後予測診断システムを構築することにより、大腸腫瘍学における臨床診断・予後の改善を目指すことである。大腸癌組織の遺伝子発現からみた臨床進行度診断、化学療法感受性予測診断の可能性の追求に加え、肝転移、リンパ節転移などの予測診断システムを確立し、関連遺伝子群の同定による治療標的の抽出を行っている。
具体的には、平成16年度より引き続き、大阪大学と関連病院で切除術された大腸癌の切除標本および臨床病理学的情報を収集し、マルチセンターシステムとして標本、情報の整理・管理を行なう。2)これまでにcDNAマイクロアレイを用いて得られた200例の大腸癌データより、肝転移、リンパ節転移など臨床情報に深く関与する約200の遺伝子群を選択し、それぞれに対応した60merの特異的配列をもったオリゴDNAを高密度にスライドグラス上にスポットし、臨床診断用大腸癌オリゴDNAチップを開発・作製する。3)収集された大腸癌切除標本からmRNAを抽出し、超微量mRNA分析用マイクロラボチップによるquality checkを行なった上で、Target DNA(臨床検体)の調整を進める。4)予備検討により決定されたプロトコールに従い一定条件下で臨床診断用大腸癌オリゴDNAチップによる遺伝子情報を取得する。5)肝転移、リンパ節転移を主解析テーマとして、遺伝子発現情報と臨床病理学的データのマイニングを行う。6)さらにこれまでの解析に無関係なindependentサンプルを対象にvalidation studyを行ない、臨床フィードバックの実現性の検証を行った。
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