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2003 Fiscal Year Annual Research Report

血液および喀痰中のバイオマーカー評価による肺癌の新しいスクリーニング

Research Project

Project/Area Number 15591494
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

池田 徳彦  東京医科大学, 医学部, 講師 (70246205)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 治文  東京医科大学, 医学部, 教授 (20074768)
本多 英俊  東京医科大学, 医学部, 助手 (60349503)
平野 隆  東京医科大学, 医学部, 講師 (30238381)
Keywords肺癌 / 癌遺伝子 / 癌抑制遺伝子 / バイオマーカー / 肺癌検診
Research Abstract

本年度は検体の収集と有益なバイオマーカーの候補を探索することを第1の目標とした。本研究の目的や実施要項、プライバシー保護などに関する説明文書を作成し、肺癌患者および非担癌者より非侵襲的検体(喀痰、血液、口腔粘膜細胞)を書面による十分な承諾を得て採取、収集した。検体よりDNAを抽出して次段階のバイオマーカー解析に備えるべく保存している。
一方、過去10年間の論文報告を集積し、Evidence-Basedの手法を用いて肺癌診断に有効とされる遺伝子異常をバイオマーカーの候補として選別した。この段階で当初から解析予定であったp16は血液を用いた研究では報告は少ないものの癌患者に14-80%に陽性とされていた。また、この他にAPC、ERも相補的に用いることにより診断率は向上するという感触も得られたため、これらも研究に値することを確認した。この作業と平行して分光光度計で血液中のDNA濃度を測定した。現時点で約100例の解析を行ない手技的に確立した。現在までの中間解析結果では肺癌患者と正常者、あるいは進行肺癌と早期肺癌の間にDNA濃度の有意な差は認めるには至らなかった。これは腫瘍由来のDNAと血球由来のDNAが一緒に測定されたためと考えている。Methylated geneを解析することによりこの問題点は解決できると考えられ、その検証を行う予定である。p16、APC、ERは100例程度でreal time PCRを用いた解析を終了しており、現在は臨床データーと照合して閾値を設定する作業中である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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