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2003 Fiscal Year Annual Research Report

重粒子線と血管新生阻止療法を併用した悪性神経膠腫の局所制御に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 15591522
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

江原 一雅  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20151996)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河村 淳史  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00346256)
佐々木 眞人  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80314483)
甲村 英二  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30225388)
林 祥剛  神戸大学, 医学部, 教授 (50189669)
杉村 和朗  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00136384)
Keywords重粒子線 / 血管新生阻止療法 / VEGF / 悪性グリオーマ
Research Abstract

初年度に当たる本年は、研究計画にあるように頭蓋内腫瘍モデルの確立とVEGFアンチセンスを用いた血管新生療法の完成、さらに基礎的な重粒子線の照射実験を行いデータを収集する予定であったが、設備の都合上(重粒子線の臨床治険を優先とされたため基礎的な実験の余地が無くなった)照射実験までは至らず、細胞照射装置の工夫などの段階で留まっており、かろうじて動物モデルの完成と血管新生阻止療法の単独効果を評価するに終わった。しかし、定位的手術を用いて腫瘍細胞(GS9L)を確実に脳内移植することにより再現性の高いモデルを樹立することができた。腫瘍容積のみならず、症状発現までの期間や平均生存期間もばらつきが少なく、組織学的な同一性も確認され、脳腫瘍の治療実験に大変有用なモデルと思われる。また、血管新生阻止療法と重粒子線照射を平行して行う場合、Antisense VEGFを搭載したレトロウイルス産生細胞(NIH3T3-based:線維芽細胞)やウイルス粒子が放射線によって受ける影響を調べる必要がある。そこで重粒子線の照射実験に先立って、通常のγ線照射を行いその影響を調べる予定である。先ずin vitroの系で照射実験を予定しているが、現在までの報告では照射線量10-20Gyではそのウイルス産生能に大きな影響はないとされている。しかし、空ウイルスの形成等で実際の感染効率に変化をきたす可能性は否定できず、in vivoでの遺伝子導入をはかる本実験では十分な検討が必要と思われる。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2015-11-18  

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