2003 Fiscal Year Annual Research Report
肥満細胞トリプターゼ特異受容体(PAR-2)を介する関節破壊機序の解明
Project/Area Number |
15591581
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中野 俊次 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60294683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江川 洋史 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (20359912)
遠藤 健次 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (60325272)
二川 健 徳島大学, 医学部, 助教授 (20263824)
安井 夏生 徳島大学, 医学部, 教授 (00157984)
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Keywords | tryptase / thrombin / cathepsin B / protease-activated receptor / rheumatoid arthritis |
Research Abstract |
肥満細胞トリプターゼ・レセプター(PAR-2)を介したシグナル伝達から発現に至る機序を解明し、肥満細胞トリプターゼが関節炎・関節破壊の中心的な役割を果たしていることを実証することが我々の目的であり、研究実施計画に基づき、以下の結果が得られている。 1.肥満細胞トリプターゼの関節炎における病態的意義の解明 関節液中の肥満細胞トリプターゼ活性比率が炎症性関節疾患(RA, OA)では正常人に比べ有意に高い。 滑膜細胞の培養実験では、肥満細胞トリプターゼやレセプターアゴニストを添加にて、細胞の増殖能やサイトカインの産生能が亢進している。 RT-PCRで、培養滑膜細胞におけるトロンビン・肥満細胞トリプターゼのレセプターmRNAの発現を認めた。 2.肥満細胞トリプターゼとトロンビン、カテプシンBとの関連性とその意義 肥満細胞トリプターゼと似たトロンビンが滑膜細胞に働きカテプシンB産生放出の促進に繋がっていることをJournal of Rheumatology(in press)に報告した。 これまでに得られた結果の詳細は論文投稿予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Mishiro T.: "Relationship between Cathepsin B and Thrombin in Rheumatoid Arthritis"Journal of Rheumatology. (In press). (2004)
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[Publications] Hasan MY.: "Intracapsular hip fractures in patients with rheumatoid arthritis"International Orthopaedics. 27. 294-297 (2003)