2003 Fiscal Year Annual Research Report
神経筋伝達機能および筋弛緩薬の作用に敗血症病態が及ぼす影響の研究
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15591647
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| Research Institution | Sapporo Medical University |
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Principal Investigator |
成松 英智 札幌医科大学, 医学部, 講師 (70295343)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川真田 樹人 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90315523)
今泉 均 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (70203304)
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| Keywords | rocuronium / pancuronium / d-tubocurarine / neuromuscular blocker / sepsis / cecal ligation and puncture / quantum content |
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| Research Abstract |
平成15年度は,ラットCLP後期敗血症モデルにおける敗血症病態が神経筋伝達機能および非脱分極性神経筋遮断薬の作用に及ぼす影響の研究を行った.
1)収縮生理学的実験
摘出横隔神経-横隔膜標本を用いて,各種非脱分極性神経筋遮断薬の筋弛緩(筋収縮力抑制)作用に対するCLP敗血症の影響を検証した.敗血皿症(CLP)群のRocuronium, Pancuronium,およびd-Tubocurarineによる筋弛緩作用のdose-response curveは,非敗血症(sham)群と比較して右方変移を示した.これらの右方変移の程度はPancuroniumで最も大きく,またd-Tubocurarineで最も小さかった.これらのことから敗血症病態はこれらの筋弛緩作用を減弱させること,そしてその減弱の程度は筋弛緩薬の種類により一様ではないことが示された.
2)電気生理学的実験
摘出横隔神経-横隔膜標本のcur fiber preparationを用いて,各種非脱分極性神経筋遮断薬の神経筋遮断作用,特にアセチルコリン素量放出抑制作用に対するCLP敗血症の影響を検証した.敗血症(CLP)群では,非敗血症(sham)群と比較してアセチルコリン素量(m)が増加しており,敗血症病態が神経末端からのアセチルコリン素量放出を増加させていることが示された.またRocuroniumおよびd-Tubocurarineによるアセチルコリン素量放出抑制作用のdose-response curveは,ともに右方変移を示した.
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Research Products
(1 results)
