2004 Fiscal Year Annual Research Report
卵巣・子宮内膜における血管新生の促進因子および抑制因子の産生調節に関する研究
Project/Area Number |
15591766
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
河野 康志 大分大学, 医学部, 助手 (40274758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮川 勇生 大分大学, 医学部, 教授 (70040607)
福田 淳一郎 大分大学, 医学部, 助手 (20381048)
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Keywords | 卵胞液 / 顆粒膜細胞 / 子宮内膜 / 血管新生 |
Research Abstract |
今年度は採取した子宮内膜より子宮内膜間質細胞の分離・培養を行い、interleukin (IL)-6,IL-8およびmacrophage colony-stimulating factor (M-CSF)の産生の検討を行った。 IL-6,IL-8およびM-CSF産生はIL-1添加で促進され、またIL-1およびIL-1 receptor antagonistの同時添加でIL-6,IL-8およびM-CSFはIL-1添加時と比べて産生が抑制された。また、IL-1およびceramide analogの同時添加ではIL-1添加時と比べて産生がさらに増加した。採取した卵胞液中のケモカイン濃度を測定し産生調節を検討した。卵胞液中のmacrophage inflammatory protein (MIP)-3αは血中のそれらと比較して高濃度であった。各卵胞液をMarrs et al.(1984)の分類を用いてimmature、intermediate、matureに分類したところ、MIP-3αはimmatureと比較してmatureで高値であった。卵胞液より顆粒膜細胞を分離・培養し、また顆粒膜細胞の継代培養細胞株であるGC1a(熊本大学医学部、岡村教授より供与)も培養した実験ではIL-1、tumor necrosis factor (TNF)-αの添加で産生は促進した。 これらのサイトカイン・ケモカイン産生が血管新生にどのような影響を及ぼしていくのか、現在検討中である。
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Research Products
(4 results)