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2004 Fiscal Year Annual Research Report

活性好酸球による嗅粘膜分泌異常の解明

Research Project

Project/Area Number 15591834
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

春名 真一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60198934)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鴻 信義  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90233204)
飯田 誠  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20276992)
Keywords活性好酸球 / 嗅覚障害 / 分泌異常 / 副鼻腔炎 / 嗅粘膜 / 細胞培養
Research Abstract

1.嗅覚障害を伴う慢性副鼻腔炎で手術治療をした症例の嗅粘膜で細胞表面、ボーマン腺のMAA強陽性像や、SNA, PNA, UEA-1、シアルダーゼ処理後PNA染色でボーマン腺、支持細胞、細胞表面で陽性像が観察され、粘液の粘性の増加やシアル酸の分泌増加が示唆された。手術数ヶ月経過、慢性副鼻腔炎治癒例の一部の嗅粘膜上でボーマン腺のMAA、PNA染色、UEA-1の減弱が認められ、粘液の粘性とシアル酸分泌の正常化が予想された。
2.化学発光式NO測定装置による鼻腔および口腔経由の呼気中NO濃度を慢性副鼻腔炎で嗅覚障害の有無で比較すると両者の明らかな差異は認められなかった。両者におけるNOSによる免疫組織学的検討ではiNOS抗体では線毛、杯細胞、腺組織で、またeNOS抗体は血管周囲に陽性像が観察され、両者の明らかな差は観察されなかった。また、嗅覚障害を伴い、手術後に嗅覚の改善例で、術前と比較すると、iNOSで線毛周囲の減弱が観察された。
3.兎実験的副鼻腔炎モデル時の嗅粘膜を嗅粘膜上皮と繊維芽細胞や脳アストログリアの再構成による嗅粘膜の三次元培養を試みている。しかし、現在まで嗅細胞は培地の中では、抗体を用いた嗅細胞の確認は数日間のみであり、明らかな嗅細胞のcell lineの確立には至っていない。今後、嗅細胞の生存を延長させるために、細胞数の増加およびVitamin Aの増量にて再度のcell lineの確率を検討している。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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