2004 Fiscal Year Annual Research Report
Genechipを用いた鼻アレルギー・鼻茸における肥満細胞の新たな役割の解析
Project/Area Number |
15591835
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
RUBY Pawankar 日本医科大学, 医学部, 助教授 (00287674)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相田 瑞恵 日本医科大学, 医学部, 助手 (20366719)
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Keywords | 鼻茸 / 肥満細胞 / MC(T)とMC(TC) / FcεRI / TLR |
Research Abstract |
アレルギー性鼻炎や鼻茸における肥満細胞の新たな役割を明らかにすることを目的に、Genechipを用いて以下のような実験を計画した。 a)まずアレルギー性鼻炎患者、鼻葺を伴う副鼻腔炎患者、アスピリン喘息患者の下鼻甲介粘膜または鼻茸から分離したprogenitor細胞からMC(T)とMC(TC)肥満細胞の培養細胞系を作製しました。次に、これらの培養細胞を用いて以下のような実験を行いました。 (1).Genechipを使い、鼻粘膜MC(T)とMC(TC)のトランスクリプトームの比較解析を各疾患間で検討している。 (2).各MC(T)、MC(TC)において、FcεRIやTLRを介した刺激によるサイトカイン・ケモカインの比較検索。 (3).実験(2)で検素したサイトカイン・ケモカインが、蛋白レベルでも同じようにその発現を検討した。 アレルギー性鼻炎やアスピリン喘息を伴う鼻茸にはFcεRIの発現を増加しました。 MC(TC)の肥満細胞がCCR3,CCR5が発現しFcεRIを介した刺激によってGMCSF,IL-4,IL-5,IL-6,IL-8,IL-13,IL-16,Eotaxinを発現しました。 TLRを介した刺激によってGMCSF,IL-5,IL-6,IL-8,IL-10,IL-13,IL-16,RANTESを発現しました。 現在、Human Myeloma IgEを用いてFcεRIの発現を増加させ、またIFN-γを用いてTLRの働きを増加させ様々なサイトカインやケモカインの産生を検討している。
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Research Products
(7 results)