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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ラット緑内障モデル網膜神経障害のニューロフィラメント脱リン酸化を指標とした検討

Research Project

Project/Area Number 15591846
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

鈴木 康之  帝京大学, 医学部, 教授 (80196881)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 富所 敦男  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80227628)
Keywords緑内障 / ニューロフィラメント / ニューロフィラメント重鎖リン酸化 / 網膜神経節細胞障害 / ラット緑内障モデル / グルタミン酸
Research Abstract

前年度に引き続き、ニューロフィラメントに注目して網膜神経節細胞障害が効率よく検出できるかどうかを検討した。前年度ではラットの片眼の上強膜静脈を焼灼して持続的な中等度の眼圧上昇モデルを作成し、それに関してニューロフィラメント重鎖(NF-H)リン酸化を指標とした解析ができるかどうか検討したが、本年度はそれに加え、ラットグルタミン酸硝子体投与モデルにおけるニューロフィラメントの発現変化も検討項目に加えた。その結果、本モデルにおいてはニューロフィラメント自体の発現が低下することを免疫組織学的に見いだした。また、前年度に確立したNF-Hおよびリン酸化NF-H量が測定可能なELISA系を用いて、ラット眼圧上昇モデルにおけるNF-Hおよびリン酸化NF-H量を測定し、本モデルにおけるNF-Hの脱リン酸化の程度について定量的に検討した。その結果、本法によって、網膜神経節細胞およびその軸索障害の程度を定量的に判定できることが明らかとなった。また、組織学的にNF-Hおよびリン酸化NF-Hの発現量を検討する方法や、従来、網膜神経節細胞障害定量法として報告されている方法である組織切片における網膜神経節細胞層および内網状層の厚み測定およびDiI(1,1'-dioctadecy1-3,3,3',3'-tetramethylindocarbocyanine perchlorate)の上丘注入による網膜神経節細胞数をカウント法等の結果と比較した結果でも、本方法の有用性が証明され今後の応用が十分期待できることが明らかとなった。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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