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2003 Fiscal Year Annual Research Report

網膜色素上皮に特異的な多型プロテアーゼpP344遺伝子産物の血管新生阻害作用

Research Project

Project/Area Number 15591863
Research Institution佐賀医科大学

Principal Investigator

沖波 聡  佐賀大学, 医学部, 教授 (70089100)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 かおり  佐賀大学, 医学部, 講師 (60325595)
小林 博  佐賀大学, 医学部, 助教授 (00215360)
Keywordsセリンプロテアーゼインヒビター / in situハイブリダイゼーション / 免疫組織化学 / RT-PCR
Research Abstract

我々は、網膜色素上皮に特異的に発現するserpin型及びkazel型セリンプロテアーゼ配列等を有する多型プロテアーゼタンパク質であるpP344遺伝子を単離し解析している。セリンプロテアーゼの多くで、血管新生阻害作用を有することが示されているおり、pP344遺伝子産物にも血管新生阻害作用が期待される。
今回我々は、哺乳類の眼内におけるpP344mRNAの発現様式を検討した。生後8週目マウスの網膜色素上皮を単離培養し、RNAを精製した。マウスpP344mRNAに対するプライマーを作製し、RT-PCRを施行し、アガロースゲル電気泳動で1バンドが検出された。さらに、カニクイザルの網膜色素上皮、脈絡膜よりRNAを精製した。ヒトpP344mRNAに対するプライマーを作製しRT-PCRを施行し、アガロースゲル電気泳動で1バンドが検出された。今後、カニクイザルの眼内のin situハイブリダイゼーションの施行を予定している。抗PP344抗体を用いた免疫組織学法をカニクイザル網膜において施行した。PP344タンパク質の発現が網膜色素上皮、視細胞層、内顆粒層、神経節細胞層にかけて認められた。
ARPE-19細胞株(ATCC)は、正常ヒト網膜色素上皮より作製された細胞株である。ARPE-19を培養し、RNAを精製、RT-PCRを施行した。pP344mRNAの発現を検討中である。
哺乳類においても眼内にpP344mRNA、PP344タンパク質の発現が同定されれば、今後、新生血管モデルにおいて精製したPP344タンパク質を添加し、その効果を検討する予定である。

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Published: 2005-04-17   Modified: 2016-04-21  

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