2005 Fiscal Year Annual Research Report
ビタミンA(レチノイン酸)による眼内血管新生抑制因子産生の調節
| Project/Area Number |
15591882
|
|---|
| Research Institution | Fukuoka University |
|---|
Principal Investigator |
林 英之 福岡大学, 医学部, 教授 (30173024)
|
|---|
| Keywords | トロンボスポンジン / ビタミンA欠乏 / 角膜 / 血管新生 |
|---|
| Research Abstract |
Vitamin A欠乏状態では角膜上皮障害をきたすことが知られている。そこでVitamin A欠乏マウスの角膜上皮に損傷を加えると、正常マウスでは損傷部に発現する内因性トロンボスポンジン-1(TSP-1)が減少しており、創傷治癒も阻害された。そこで外因性TSP-1を損傷部に作用させると治癒が促進された。TSP-1は上皮の再生に重要であったが、一方で血管新生を抑制する。
同様に生理的血管新生抑制因子である色素上皮細胞由来増殖因子(PEDF)も検討したところin vivoで網膜色素上皮細胞によるTSP-1,PEDFの産生はVitamin Aにより促進された。
|
