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2003 Fiscal Year Annual Research Report

間葉系幹細胞同種移植後の骨再生と移植幹細胞の運命

Research Project

Project/Area Number 15591913
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

土田 浩之  山形大学, 医学部, 助教授 (40250922)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊関 憲  山形大学, 医学部, 助手 (70332921)
橋本 淳一  山形大学, 医学部, 助手 (10359565)
Keywordsmesenchymal stem cell / FISH / allograft / bone regeneration / 間葉系幹細胞 / 同種移植 / 骨形成
Research Abstract

研究の目的
間葉系幹細胞の同種移植を行い,骨形成能と移植部位における幹細胞の免疫学的拒絶について検討し,幹細胞同種移植の臨床応用の可能性について明らかにする.
平成15年度の目的:XY-FISHモデルの骨組織での評価法の確立
メスのラット(近交系Brown Nroway)の大腿骨に骨欠損モデルを作成した.
オス(近交系Fischer344)の骨髄細胞を採取し、継代培養で増殖させた間葉系幹細胞にコラーゲンタイプ1で3次元培養を加え,形状を整えた後に骨欠損部に同種移植を行った.免疫抑制剤としてはFK506を1mg/kgを3週間投与した。骨欠損部の新生骨は、免疫抑制剤投与後にも吸収されることはなかった。したがって短期間の免疫抑制を行うことで、免疫抑制剤中止後も新生骨は形態を維持した。
術後8週で骨形成部位の組織の脱灰標本を作製し、Y染色体に特異的なDNA probeを用いて蛍光in situ hybridizationを行ったところ核内にRhodamine陽性の細胞が観察された.すなわちY染色体陽性であり、移植幹細胞(オス)が宿主(メス)の中で骨新生に関与したことを示していた.
また陽性コントロールの骨脱灰標本ではオスの細胞に対して約68%の陽性率を得た.
これは通常組織におけるFISH陽性率と遜色なく、評価に用いうる手技となった.
すなわち今年度の目的を達成した.
この結果をもとに、次年度も間葉系幹細胞の同種移植モデルの作成を進め、その経時的な骨形成過程についてX線、XY-FISHによる組織学的検討および免疫学的拒絶の検討を行い,幹細胞同種移植の臨床応用の可能性について明らかにする.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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