2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15591914
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
門井 雄司 群馬大学, 医学部, 助教授 (10292591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 繁 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (40251110)
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Keywords | 敗血症 / NO / 脳症 / Septic shock / 神経障害 / カンナビノイド / 脳血流 / 死亡率 |
Research Abstract |
雄Wistarラット(7週、300-400g)を使用。敗血症性脳症のモデルとして消化管穿孔モデルを採用(CLP : Pentobarbital麻酔下に24ゲージの針を使用してcecumを穿孔した後閉腹)した。ラットは4グループに分類。(1)control(2)sham(3)CLP(4)CLP+AM281(内因性cannabinoid拮抗剤;1mg/kg腹腔内投与)。CLP作成後、12、24、48時間後に、血行動態、脳血流、神経学的所見、脳内caspase-3濃度(Western blot法による測定)を測定した。心拍数、+dp/dt max,-dp/dt max、LVEDPはCLP 24、48時間後において他の3グループと比較して著明に上昇したが24時間後においては、他の3グループと比較して著明に減少し、24時間後からhyperdynamic stateから48時間後にはhypodynamic stateに移行を観察した。AM281投与はこの血行動態の変動をくいとめることが出来た。 脳血流はCLPにおいて48時間後に著明に減少したが、AM281投与により改善した。脳内caspase-3濃度もCLPにおいて48時間後に上昇したが、AM281投与はこの上昇をくいとめることが出来た。(control,3.9±0.4;sham,4.2±0.4;CLP,7.1±1.0*;CLP+AM281,4.0±0.5 densitometric units;*p<0.01).敗血症性由来の中枢神経症状は、AM281投与は敗血症性由来の中枢神経症状を食い止めることが可能であった。 敗血症由来の血行動態の変動に内因性カンナビノイドが強く関与しており、AM281投与が、血行動態の変動と敗血症性由来の中枢神経症状を改善、さらには生存率を向上させた。
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Research Products
(6 results)